機材の大・小は関係ありません。大雑把に言うと、取り扱える無線局が趣味用(アマチュア無線局)か仕事用(業務用無線局)かという違いです アマチュア無線技士では個人的な趣味の範囲内の無線局が操作可能です。この目的内であれば、携帯できるハンディ機はもちろん、車載用のモービル無線機や、自宅固定局として外国との交信や宇宙通信が可能なアマチュア無線局も取り扱えます。また、世の中には船舶や自家用航空機にもアマチュア無線を搭載している人もおり、陸海空のあらゆる場所で使用が可能です。 なお、アマチュア無線局では、仕事の業務内容に関する交信が厳禁となっており、これを行うと電波法違反として処罰の対象です。私の知り合いが建築の現場でアマチュア無線を使っていることが当局にバレて、免許取消の寸前までいきました。結局は厳重注意で済んだようですが、悪質な場合は書類送検される場合もあるようです。 これが陸上特殊無線技士ですと目的は真逆で、操作対象の無線は業務用に限られます。現在も業務用無線局は無数に存在しますが、具体的にはタクシーの基地局となる配車室や、パトカー・救急車などの車載無線機、鉄道用の無線機、警察官や消防士が携帯しているハンディ無線機などが挙げられます。第1級になると携帯電話の基地局の保守整備にも携わることができます。 さらに上位の陸上無線技術士になると、放送局のような大電力無線局の操作が可能になります。無線関連の職種への就職を目指すなら特殊無線技士はほとんど役に立ちませんので、陸上無線技術士を取得しておいてください。
< 自分のペースで、シフト自由に働ける >
求人の検索結果を見る
< 平日勤務で週末はリフレッシュしたい人におすすめ >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る