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家庭裁判所調査官の試験についてです。

家庭裁判所調査官の試験についてです。現在本当に知名度も全く無く地元じゃ馬鹿と噂される大学の心理学部に通っています。 愚かなことに、大学3年生にして家庭裁判所調査官という仕事があること、その仕事とわたしの心理学の中でも特に興味のある分野が一致していることを知り、どうしても家庭裁判所調査官になりたいです。 欲を言えば来年一発で合格したいですが、倍率が高い上に受ける人は高学歴ばかりだそうでなかなか合格は難しいと思います。 そこで1年間通信講座などで講義を受けるか、死にものぐるいで独学で勉強するか迷っていたらゼミの先生に独学を勧められました。 金銭状況と現在の学習レベルなどを考えたら講座に申し込むのは良いとは言えないそうです。 たしかに現在のわたしが受かる確率はせいぜい0.1%くらいです。 こういう場合は独学でしたほうが良いんでしょうか? 1年間30万円払って講座を受講したほうが良いんでしょうか?

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知恵袋ユーザーさん

回答(1件)

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    > 現在のわたしが受かる確率はせいぜい0.1%くらいです。 こういうのに挑戦する人、僕好き。 貴殿の大学から、創立以来、過去に合格者は出ているのだろうか。出ていないとしたら、可能性は絶望的に低い。 僕は面接(最終試験)で落ちたが、この筆記試験に通ったというだけで、大学の就職部は「どこにでも入れてやる。お前は何がやりたい?」ときた。大学院に進めとも言われた。著名大学の助手の就職口をもってきてくれた先生もいた。そのくらいこの試験は凄い。 面接会場で、受験生は並んで座っていた。浮いたか瓢箪の僕は暇なので、みんなに大学名を聞いた。東大。東大。東大。東大。なんなんだ、こいつら。東大。一橋。東大。東大。そして、法大の僕に向って、手を顔の横に挙げ、嬉しそうにニコニコしながら「僕、明治ですぅ」と言った奴がひとり。横浜国大もひとりいたかなあ。 この年、筆記を通過したのは、法大全学で僕ひとり。 大昔に僕の受けたときとは試験内容が若干違っているけども。 1次試験の「基礎能力試験-多肢択一式40題-3時間」っていうのは、国家公務員総合職試験に合格しているレベルのはず。これに落ちてる奴は珍しい、というか、本来落ちるはずがない、というレベル。 他の試験の合否を聞かれたので、僕は落ちたと答えると、ずらりと並んだ面接官は驚いたらしく、しばし騒然とした。 択一試験なんだが、物凄い難関なわけ。 現在の試験種別ではわかりにくいのだけど、かつては調査官の試験は上級甲種だった。通常の上級試験は乙種。調査官の難易度は、霞が関よりワンランク上、というか最上級と言っても良いかと思う。 この対策は、一般の公務員試験総合職の試験対策を利用する。国立大学でなければ、理数系は弱いかもしれないから、ある程度は捨てるしかないかもしれない。あとは択一なので確率の運次第。 「対策講座」を僕は受講していないのだけど、受けたほうが良いような気はする。全科目なので、網羅するのに苦労するだろうからです。物理も化学も生物も数学も出る。 ただ、今は対策用の参考書が何種類も用意に入手できるから、それを利用すれば良いのかもしれない。通信が30万でも、辞書や参考書は別に数万円分を買わざるを得ないわけだし。 僕のときには、この基礎能力試験いわゆる教養試験は「足切り」に使われるとされていた。わからない問題もいくつかあったので、ギリギリの通過だったと思う。 1次専門試験-記述式-3題-1時間30分、2次専門試験-記述式-2題-2時間、政策論文試験-記述式-1題。それぞれの当該の学問領域からたった1問が出るわけで。 当然、1問でも書けなかったらアウト。だから、試験会場では、1問終わるごとに受験生が減っていった。わからなかったら、合格はありえないから諦めたのね。 ある程度オーソドックスな問題が出るとは思うが、基本的には、有斐閣の『基礎知識シリーズ』や「事典」をそれぞれのジャンルごとに1冊丸ごと覚えている必要がある。そして設問に合わせて応用ができないといけない。 この記述式(論述式)はね。僕は分量で勝負した。つまりは大量の部分点獲得を目指した。教科書通りに答えるなら、みんな答案は同じ。採点者は大学教授。だから、学究的に論述する。すると、バンバン部分点(追加点)がつくはず。 僕は社会学専攻で受験したが(当時はそういう受験枠になっていた)、答案では、心理学はもとより、哲学的概念を多用して、フィールドをぐんと広くした。すると、おのずと独創的な論点となるので、大学教授は喜ぶ。そして他の分野による論述では、何が書いてあるのかわからないことが起きる。もちろん、教授なんだから、およそはわかる。しかし、わかりにくい領域がある。 だから自分でも何を書いているのか、よくわからなくはなるのだが、そういう別領域の得意分野を持っていると強い。心理学でも哲学や社会学を利用すると良い。現象学ならもっと良い。現象学はわけがわからないからです。精神医学(医学書)も1冊読んでおくと良いでしょうねえ。 僕のときは、答案用紙はB4サイズだったと思う。裏も書いて、手をあげて「もう1枚下さい」と追加した。それをまた裏表ぎっしり埋める。この「もう1枚ください」を全科目で試みた。やれなかった科目もあったと思うが、1枚目の表裏は確実に埋めた。 はじめに全体の構成を考えて、一気に書きまくる。手を止めない。止めたら時間内に埋まらない。 この記述式では、僕は、わからない設問が2問もあった。社会学概論と社会統計学だ。しかし、「あたらずとも遠からず」で、書きまくった。「こんな簡単な質問の答えはあたりまえに知っているのだけど、それがどういう問題や展望を内包しているのかを論じる」という態勢でやった。そして、うっかり「直接の回答」を書き忘れたふりをした。 社会学事典がだいたいわかっていると、なんとなく、この設問はあの話じゃないかなあとか、なんていう用語だったかなあ、というところまではわかる。そこで、「分量」が生きてくるわけです。 「基礎知識シリーズ」は「7回読み」方式が良いと思う。 常に、書く論述練習をしておく。2日に1論文(B4サイズ1枚分)くらいのペースかなあ。学生時代はそのくらいラブレターを書いた。 ひとつの用語を調べたら、それについていろいろ調べて論述すれば良い。そのとき、できるだけ実践的課題を意識する。虐待事例とか、習慣性の窃盗とか、暴行とか、いろいろあるでしょ。調べるのを含めて毎日2~3時間程度でやってしまいたいが、徹夜も辞さず。 奇跡は起きる。諦めない。 語学(英語)をしっかりやっておけば、この試験準備の学習で、大学院が受験できると思う。もし、試験に失敗したら、修士に進むのもあり。そしてまた受ける。 でもさ。こういうのは瞬発力よ。 時間があると思ったときに、時間はなくなる。 修士をとると、心理学の場合、別の受験資格が生れる。わかるよね。だから、学部のうちにそのあたりも意識して単位をとる。といっても、もう3年か。まあいい。 と、僕は偉そうなことを書いているが、今はもう一層になかなか勉強も執筆も進まない。まいってるわ。お互い頑張りましょう。 奇跡を起こすコツは、没頭する熱情と同時に我欲を捨てること(忘却)。このパラドックスによって、奇跡という異次元空間とつながることができる。 試験に合格しようではなく、「この分野を制覇して、少しでも良い回答をしよう」という感じが良いと思う。

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