幼稚園、小学校、特別支援学校の3校種で「教員資格認定試験」が実施されています。 私は小学校の免許をこの試験で取得し、今は小学校で講師をしています。 試験内容をざっくり書いておきます。 <一次試験> 筆記試験…マークシート式、全7科目 ・教職教養(1科目) ・小学校全科(9科目から6科目選択) ※一次試験で受験者の3~4割は不合格になります。 <二次試験> 筆記試験…記述式、9科目から1科目選択 実技試験…体育・音楽・図工から2科目選択 口述試験…いわゆる面接 ※一次試験合格者の3~4割は二次試験で不合格になります。 <三次試験> 筆記試験(小論文、学習指導案作成など)、集団討論、模擬授業など…試験実施大学により試験内容が多少異なる ※毎年数名程度、不合格者が出るようです。 一次試験は高校範囲までの内容がきちんとできていれば(センター試験で7割程度取れる学力があるなら)それほど難しくはないのでそこまで勉強に時間をかけなくてもサクっと通過できると思います。 対策が面倒なのは二次試験ですね。論述試験は過去問で模範解答が示されていないこと、記述の添削をしてくれる人がいないことから対策が難しいです。実技は実技で、必要があればピアノやデッサン、体育等のレッスンを受けなければならないので(まあ独学でもいけますが)対策に苦慮する受験者が多いです。 正直なところ、合格率が10%程度のわりと難しい試験の類ですので、通信制の大学に通いながら認定試験を受験するほうが確実に免許を取れるのではないかと思います。 私は幸い、二次試験の記述問題のあたりが良かったので2年で合格できましたが、私の友人は5年受験しても合格できませんでしたし、7年8年と受験しても合格できない…というケースもありますので。 通信制大学なら学費は年間20~30万円程度ですので、アルバイトをしながらでも自力で学費を捻出できると思います。免許も認定試験のように二種ではなく、小学校一種が取得できますので、認定試験を受けるなら通信制大学との併用をお勧めします。
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