現在2Dのアニメーション映像制作会社に勤めている者です。 将来はここを退社し、独立してフリーランスとして活動していきた…

Question

現在2Dのアニメーション映像制作会社に勤めている者です。
将来はここを退社し、独立してフリーランスとして活動していきたいのですが、フリーランスは大変だとよく聞きます。
私はフリーのイラストレーターとして活動するのが目標なのですが、周りにそういった方がいません。
なので個人で絵を描く仕事をしている方にお聞きしたいのですが、活動するにあたってどういった所が大変なのでしょうか？また準備に必要なことや、報酬、始め方等もできれば詳しく教えていただきたいです。
回答の方宜しくお願いします。

Answer 1

「イラストレーターは掃いて捨てるほどいる」

これが大変な理由の全てです。

独立した初年度は目垢がついてないことから
注文も多いですが
二年目三年目になりますと
どんどん新しいイラストレーターが入ってきますから
あなたにしかない、突出した魅力がなければ
そっちに仕事はどんどん奪われていくのです。

また、報酬に関しても
タダだと勘違いしてる人があまりにも多いのも特徴です。
人気作家でさえ、注文を受けて
報酬の話が一向に出てこないので聞いてみると
「金取るの！？」と驚かれるという話も
よくあります。

一般人にとってプロに絵を描いてもらうってのは
カメラのシャッターボタンを押してもらう程度にしか
思ってないので、金がかかるなんて
非常識も甚だしいのです。

Answer 2

どういうところが大変かというと、質問者様がいまそこで質問しているようなことを、全部自分で調べて、自分でどうにかしないといけないところだと思います。

つまり、誰もお手本になってくれないし、誰も教えてくれないし、誰かのいう通りにすれば成功するものでもない、ってところでしょうか。

私は、ある程度万人ウケする魅力的な絵が描けて、自分の絵を使ってくれそうなところに適切に売り込みが出来、月産20〜30枚くらい描き続けられる人なら、数年から10年くらいは食っていけるのではないかと思います。

ここまででも、大変なことですが、問題はこの後かと。

フリーランスイラストレーターの一番の弱みは、漫画家の印税収入のような、爆発的な収入がないということです。
売れていられる時間が長くないのに、その売れた時期にまとめて稼いでおくということができない。
ラノベだって、売れたら作家には何百万も印税が入るけど、イラストレーターは最初にもらった20万程度で終わりです。

売れ続けることが非常に困難な仕事なのに、売れ続ける以外に収入を得続ける道がないんです。

バブル期までに軌道に乗せたイラストレーターさんはまた違うみたいですけどね。
そのころはイラストの単価が今の数倍は高かったので。

このあたりのリスクは自営業の老後という本が詳しいと思います。

Answer 3

とりあえず、自分はイラストレーターではなくＣＧですが、フリーランス含め色々な仕事の仕方をしている経験から言うと、

一番無難な選択は、
とりあえず、どこかの会社に入って結果を出して行き、クライアントから直接指名されるようになる立ち位置になるのが第一段階です。

5社位から指名が来るようになったのなら、フリーランスでも食べていける可能性が高いです。

フリーランスは、自分で単価を設定して、仕事のやり方を自分の好きなようにコントロールできるのがメリットになりますが、

仕事が途切れると、収入が無くなる事や、会社に入っていると受けられる各所保険が一切無くなる所がデメリットになります。

ですから、自分に仕事を振ってくれるクライアントが少なくとも5社位は無いと、
ちょっとした理由で仕事が途切れて、食いっぱぐれる可能性が高いです。

指名される事が無いようなレベルだと仕事はすぐに途切れますし、
この人ならと思って貰えるスキルやセンスが無ければ、より優秀な人に仕事が流れたり、自分の作業を安く買い叩かれたりしますので、リスクしかありません。

今、会社で仕事を貰えるのは、貴方とは別の人が営業していたり、会社を信用して仕事を依頼してくれているからこそ仕事がありますが。
フリーランスになると言う事は、そこも貴方自身がやらなければいけないので、

こんな場所で、どうしたら良いですか？と聞かないと分からないと言う内は止めた方が良いでしょうね。