登録販売者という資格が来年より出来ます。 正確には来年度から施行され、試験は今年の8月より順次行われています。 高卒以上で、ドラッグストアなどで薬剤師・薬種商の元で薬の販売に1年以上携わった者が受験資格を得、試験に合格すれば登録販売者として医薬品販売出来ます。 また、6年制薬学部卒業生は実務経験無しで受験出来ます。 ただし、登録販売者では1類の医薬品は取り扱えず、2類と3類のみとなります。 今までも薬剤師の他に薬種商という、薬学部卒業生でなくても受験資格(薬種商の場合は3年以上の実務経験)を満たしていて、試験に合格すれば2類と3類のみの医薬品を販売出来る資格がありました。薬種商は今年度限りで廃止され、登録販売者と統合されます。 試験の難易度は、初年度だからかもしれませんがかなり易しかったです。 私は今年受験したのですが、薬剤師に比べたら簡単なのは当たり前なのですが、過去の薬種商の試験よりも簡単でした。 薬種商は記述式で解答し、薬の実物(袋から出した粉末や液体)を見てそれが何の医薬品でどんな効能を持っているか、なども答えなくてはならなかったのですが、登録販売者の試験は全て4~5択の選択問題でした。 利点はその資格が薬剤師と同じく“個人”に与えられる資格(薬種商は個人ではなく“店舗”に与えられる資格。よって合格した場合は店舗開設が必須だった)ですので、とても身軽だということでしょうか。 色々な場所で『薬剤師の地位が脅かされる』や『薬剤師の仕事が無くなる』などと言われていますが、受験した者からすれば薬剤師の方との知識量の差は明らかです。 また、登録販売者は手当てが少ない(会社によっては手当て0。今年度中に資格を取れなければ減給も)ので、今回の試験で一番得をするのは儲けに走ったドラッグストアと医薬品販売業に着手したいコンビニなど。一番損をするのは、薬剤師並の知識を求められる試験にせっかく合格したのに登録販売者と統合されてしまう薬種商でしょうね。 他にも色々と詳しいことは登録販売者@wikiに載ってますので、そちらも参考にどうぞ。 長文失礼しました。 登録販売者@wiki http://www12.atwiki.jp/medhanbai/
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