電動機には、始動時に定格電流の数倍の電流が短時間(普通、10数秒以下)流れます。 幹線の場合は、複数の電動機等がありますが、同時始動するものもあり、やはり、定格電流の合計の数倍の始動電流が流れることが予想されます。 ですから、定格電流の合計でブレーカーの定格電流を決めると、始動時にブレーカーが動作するおそれがあります。 そのため、電気設備の技術基準・解釈では、電動機回路では、例外的に電動機の定格電流の合計の3倍までの大きさの定格電流のブレーカーの使用を認めています。 また、電線の許容電流は、電動機の容量により10%~25%の余裕を持つことを定めています。 これは、電源電圧の変動や同時始動による電圧の低下などにより、電流が変動することがあるため、余裕を持たせてあるのです。 ここで、ブレーカーの定格電流と電線の許容電流の関係の検討が必要になります。 上記のようにして決めた、ブレーカーの定格電流が電線の許容電流に比べて極端に大きすぎると、いかに短時間とはいえ、ブレーカーが遮断する前に、電線が焼損するおそれがあります。 そのため、ブレーカーの定格電流は、電線の許容電流の最大2.5倍以下にするように定められました。 この場合の電線の許容電流は、がいし引きの値でよいことになっています。 なお、上記の写真では省略されていますが、ブレーカーと電動機の間には、本来、過負荷保護装置(一般にサーマルリレーといわれる)を入れることが、電技解釈で定められています。 ブレーカーの主目的は、配線・機器の短絡時の保護であり、過負荷時の保護はサーマルリレーが行うことになっているのです。 以上、不明点があれば、補足できるかもしれません。
モーターが無ければこういうことはしません、ご存知の通りモーターの始動電流は定格の3倍から5倍は軽く超えてしまいます、電線の許容電流でブレーカーの大きさを決めてしまうと、モーターのスイッチを入れる度にブレーカーが飛んでしまいます、これでは困るので3倍にします、尚始動でんりゅうhの時間は短いのでこの値でも構いません、しかも電線の太さは定格電流地の1.1倍から1.25倍ありますので。
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