正社員不足が国内労働者の約50パーセント占めるなどと書かれていましたが、ブラック企業が人手が足りないと叫んでいるだけです…

Question

正社員不足が国内労働者の約50パーセント占めるなどと書かれていましたが、ブラック企業が人手が足りないと叫んでいるだけですよね？

Answer 1

○基本的な事
待遇の良いAクラスの企業は、良い待遇に見合うだけの人材が欲しいので『人材不足の求人難』という事があります。実際に採用倍率が１００倍を超えるような一流大企業でも採用基準に達する優秀な人材が足らなければ、たとえ採用予定数に達していなくても採用を打ち切る事があります。
また、待遇が普通レベルのＢクラスの企業も同じ事ですよ。採用基準は下がりますが能力の不足している人は採用しません。
ブラックと言われるような、待遇の劣るＣクラスの企業も「猫も杓子も」誰だって採用するという訳ではありません。どんな企業でも社員が給料以上働いてくれないとその企業は赤字になるでしょう。ですから、応募者はいても採用できずに人手不足になるという事が多いのです。
○只、人気のある職種と人気の無い職種では採用基準に差があります。そして、採用基準が低くても人気の無い職種には応募する人が少ないので、結果的に採用基準に達する人が少なく人手不足になる割合が多くなる事はあるでしょう。
※その証拠に、正社員になりたくてもなれない非正規社員が沢山いますよ。
○厚生労働省・一般職業紹介状況〔平成２９年９月分）
有効求人倍率：１．５２倍
正社員有効求人倍率：１．０２倍
※巷間言われるほど、正社員の有効求人倍率は高くはありませんよ。