高校2年生です。

Question

高校2年生です。自分は将来MLB担当のスポーツ記者となって日本にアメリカの野球の面白さを伝えるのが目標です。
ただ、その前段階である大学選びに困っています。
上に書いたような仕事がしたい場合はどんな学部で何を学ぶのがベストでしょうか？
それとも編集社の採用基準は「大学でどんなことを学んだか」よりも「どれだけ偏差値の高い学部にいたか」なんでしょうか？

スポーツ記者になるために必要なものが「高学歴」なのか「専門的な知識を学ぶ」のか知りたいです。
もし「専門的な知識を学ぶ」ことのできる学部などがあれば教えていただきたいです。

Answer 1

あなたは、ＭＬＢの記事を書くのが目的ですか、それとも大手新聞社や大手出版社に入社するのが目的ですか。
最初に書きますが、大手新聞社や大手出版社に入るのであれば、高学歴であることと、マスコミ対策の勉強が必要となります。
マスコミ関係の会社に入社するには、必ずしも難関大学卒業である必要はありませんが、マスコミ対策の勉強をすることは絶対必要です。
あと大手新聞社や大手出版社に入社したからといって、希望の部署に配属される可能性は低いです。
私の妹は、大手出版社の編集部に勤めていますが、なかなか希望の部署に配属されないようです。
新聞社や出版社に限りませんが、大企業であればあるほど、自分の希望する部署に配属されにくいです。
仮にあなたがＭＬＢの魅力を多くの人に伝えたいと考えるのであれば、ブログやホームページで、ＭＬＢの試合を見ながら自分の感じたことを書くのがベストだと思います。
特にＭＬＢとＮＰＢの試合やシステムの違いを書くと、多くの読者があなたの文章に興味を示すと思います。
あとＭＬＢに関する本を出版したいと考えているのならば、自費出版ということになります。
二宮清純や生島淳クラスの著名なライターでなければ、マスコミから本の出版の依頼が来ることはまずありません。
ただ自費出版となると、かなりの金額が必要となります。
やはりブログやホームページで、ＭＬＢの魅力を多くの人に伝える事から始めるのがベストです。

Answer 2

必要なものは「高学歴」じゃありません。
最低限、難関大学に入れる頭の良さは必要ですが、
それはただの最低条件です。

じゃあ、「専門的な知識を学ぶ」は？とお尋ねですが、
大学で「スポーツ記者になるための専門知識」は学べません。
記者に必要なのは、
自力でいろんな事実を調べ、論理を組み立て、
説得力ある文章を展開する力。
これは、どんな学部に入っても養える力です。
文学部でも、法学部でも、理学部でも、その他の学部でも。

スポーツ記者も、普通の記者も、
求められる資質は同じです。
それはどこかの大学のどこかの学部で学べば、誰だって身に付く
――というような甘いものではありません。
もともと地頭がいい人で、
事実を追いかけ真実を粘り強く追求する姿勢を、
教えられなくても持っている人が、
なるべくして記者になるのだと思います。

あなたにアドバイスするとしたら、
今は一生懸命勉強して、なるだけレベルの高い大学に入り、
大学ではあなたのやりたい学問を思う存分やってください。
ってことです。
学問で真実を追求することと、記者として真実を追求することは、
相似形なのです。
記者ってそういう仕事なのですよ。スポーツ記者もね。