ロッテを戦力外になった田中英祐投手は三井物産の内定を蹴ってロッテに入団したそうです。 そこで質問なのですが、京大工学部…

Question

ロッテを戦力外になった田中英祐投手は三井物産の内定を蹴ってロッテに入団したそうです。
そこで質問なのですが、京大工学部で大学院に行かず三井物産などの総合商社に入社するのはやはり珍しいのでしょうか？理系なら大抵大学院に行きそうなイメージですが。

Answer 1

商社で理科系の採用は珍しいとはいえないでしょう。
住友商事に行った例は知ってます。

https://www.j-cast.com/kaisha/2015/05/29236137.html?p=all
理系男子については、これまで人気がそれほど高くなかった「商社」のランクが、大幅に上がり、文系男子と同様、上位4社を「大手商社」が占めた。（2015年）

扱う商材が技術的に高度になればやはり理系が有用で、どちらかというと直截的に分化した工学部よりも守備範囲が広い理学部が好まれるとか。

Answer 2

財閥系総合商社に勤務しています。

京都大学から入社してくる方も多いですが、理系の学部卒が珍しいということはありません。どちらかというと大卒のほうが多いです。個人的には大学院進学はお勧め致しません。

企業としては、理系だろうが文系だろうが大学院に2年行ったからと言って能力が伸びるとは考えておらず、「無駄に2年間を過ごしてしまったな」と見ています。それよりも大卒の22歳で入社して2年間会社で育てるほうが、圧倒的に能力が高い人材になります。

実際、多くの企業は大卒も院卒も入社年次は同じ同期ですし、院卒の24歳は大卒の23歳の先輩に敬語を使わなければならず、年功序列である昇進も院卒は2年遅れます。学費だけでなく、2年間で得られたはずの収入の差、昇格スピードの差を考慮すると、総合商社へ就職するのに大学院へ進学するのは人生設計が出来ていない証拠です。理系の場合、大学側は進学を進めてきますが、それは大学の商売だからです。惑わされないようご注意ください。