電験三種について

Question

電験三種についてこの資格を取得すれば電気系の仕事をすることができるのでしょうか？
それとも知識だけではやはり無理でしょうか？
資格の前に初めから電気系の仕事に就いて実践で覚えた方が良いのでしょうか？

補足

例えば電験や大学の講義では回路が出てきます
それが実務では役に立つのでしょうか？
これが三相だからこうみたいな

Answer 1

大企業工場の若い電気課長さんは三種電気主任技術者（大学取得）でしたが、高卒の課長代理が試験で一種電気主任技術者を取得しており業務上なんら問題はありませんでした。
高卒の課長代理さんは現場からの叩き上げで何でも知っており、工場内の正に電気博士でした。
課長代理が定年を迎え、その工場では主任技術者の届け出変更が必要になり、若い電気課長さんに業務命令で二種電気主任技術者取得を命じ、課長さん半年間再勉強で大変でしたが無事合格しました。
もし不合格なら若い電気課長さんは左遷され、別の社内資格者が配転されました。
少しは参考になりますか？

Answer 2

電験三種は、正直、難易度の割には報われない資格の一つです。

なぜなら、電気主任が必要となる施設（ビルや工場等）にはすでに電気主任が選任されているからです。
ある程度大きな企業の工場等になると自社内に設備保全に関する部署があり、そこの責任者的な立場の人が電気主任に選任されていると思います。しかも、その部署内は電験三種の資格保有者はごろごろいて、経験を積んで次の電気主任になります。
新卒ならまだしも、途中からそこに入り込むのはまず無理と考えても間違いではないです。

あと、中規模より小さい企業等は、自社内で選任せず、保安協会などへ外部委託しています。

ならば保安協会に就職すればと考えますが、
保安協会の場合、新卒なら経験なしでも採用（ないのが当たり前なので）されますが、転職の場合は実務経験必須のところばかりです。

なので、学生時代に取っておけばそれなりのメリットはありますが、社会人になった後は、実務経験とセットでなければ一生ペーパーライセンスになる可能性の高い資格です。

Answer 3

電験三種免状が無くても電気系の仕事は幾らでも出来ます、免状が必要なのは電気主任技術者に選任される時ですが工場等では規模にかかわらず一人のみ選任され、他の免状取得者の殆どはペーパライセンスで定年を迎えます。
免状を取得しただけでは電気主任技術者としての実務は熟せないので、日頃からそれなりの実務経験や能力を付けておく必要があります。
電験三種免状取得後は二種、一種に向けて勉強する必要もあり。