准看護師資格の廃止について、准看護師の資格を廃止するかもしれないというのをチラホラ見ますが実際のところどうなのでしょうか…

Question

准看護師資格の廃止について、准看護師の資格を廃止するかもしれないというのをチラホラ見ますが実際のところどうなのでしょうか？ただでさえ人手不足が懸念される業界で准看護師を廃止し看護師に統一してしまうと金銭面等働きながら学校に通いたいものの看護学校は難しく准看護学校なら何とかなる方もいらっしゃると思うのですが将来的に看護学校の門が広がったり国の手当て等出て通いやすくなったりしない限り業界的にまずくないのでしょうか？

Answer 1

准看護師廃止は30年以上前から言われていますが、いまだに養成は残っています。

需要が残っているというよりは、安く使える人材は残しておきたいという医師会の思惑ゆえでしょう。
准看護師(当時は婦)を作ったのは医師会でもあるので、廃止にもしたくないのでしょうね。

でも大学はどんどんできているし、大卒看護師も多くなりました。
そして医療の高度化の中で中卒でもなれる准看護師は不要になってきています。
(実際に本当に中卒の准看護師は今はほぼいないと思いますが)
また基準看護の7：1を取る上で准看護師が看護職の2割を超えてはならないので、働き手としては安く使える准看護師も確保したいが、頭数に入れられないので多くも雇えない、看護師が退職して准看護師が多くなってしまったら、補助金の返金もしなければならなくなるような事態になるのであれば、准看護師は採用しない方針の病院も多数あります。

人手不足とありますが、看護師の人数はむしろ余ってきています。
有資格者は沢山いますが労働環境が悪いために離職が多いのです。
毎年5万人以上が国家試験を経て看護師として世に出ますが、同じ数だけ離職すると言われているので、いつまでも充足しません。
辞める数が減ってきたとしても求められる内容は増えているので、忙しさは変わらないのです。
また女性が多い職業であるのに、女性が働く環境はあまり改善されていません。
結局、結婚して子供ができれば女性のほうが負担が多いもの。
寿退職は看護師も夢なんです。夢は専業主婦です。

＞金銭面等働きながら学校に通いたいものの看護学校は難しく准看護学校なら何とかなる
高卒後に公立看護専門学校を目指せば、学費など安いものです。
返済不要になる奨学金制度もあります(そんな恵まれた環境があるのは看護師の道だけでしょう)。
それに働きながら得る資格ではなくなっています。
日中学校へ行き、終わって復習予習をして学んでいかないと落ちこぼれますよ？
昭和40~50年代の世の中なら遊びもせず仕事と勉強に邁進することもできたでしょうが、現在そんな苦労を好んでする子がいますか？
1~2年の話ではなく、准看で3年、その後看護師へなろうとしたらさらに3年の6年の話です。
高校から進学してしまえばいいのですよ。
社会人から看護師を目指すのなら、すでに働いているのだから学費くらい貯金すればいい。
やはり公立校を目指せば貯めるお金は少額で済みます。

大卒看護師は増え、公立専門も存続していて毎年5万人以上の看護師が誕生しているので、業界的に准看護師を養成しなくてもいいのです。
それに准看護師で世に出ようとする者はわずかで、みんなすぐ進学して看護師目指しています。
薄給だと判っていて、そこ止まりでいいと思っているやる気のない者は受験の面接で合格しないと思いますよ。

Answer 2

昔からずっとそう言われているけど、時代の流れで自然消滅する資格ならともかく、けっきょくのところ需要と供給の問題でまだしばらく残ると思います。

Answer 3

准看護師については今後ももうしばらく残る制度だと思います。神奈川県ではすでに准看護学校は全てなくなっていますが。
ただ、看護専門学校にしろ看護大学にしろ、すでに乱立されています。大学に至っては、全国で800校も看護師を養成するところがあります。ですので、ゆくゆくは准看護師の需要はなくなっていく可能性は高いかな、と思います。

＞看護学校の門が広がったり国の手当て等出て通いやすくなったり
もうすでにそうなってますよ。看護学校・大学は上記の通り乱立してますし、雇用保険加入者は3年で100万円ほど国が補助金出してくれます。

ちなみに、私は今年たまたま、准看護師の免許を持っていて看護師にステップアップするために学校に通っている人の学習支援をしていますが…准看護師は看護助手とほぼおなじ仕事しかさせてもらえない、取得した意味がなかったと、その方はぼやいていました。（だから看護師を取るそうです）
大きな病院の場合、准看護師の立場はとても低いので、そういうこともよくある話だそうです。

Answer 4

准看護師制度を廃止にはしないでしょうが、取ってもしょうがない免許になっていく可能性はあります。今後、看護師養成課程は大学ではなくても4年間になる見通しです。また、海外の例から見ると、大学の方は6年間になっていく可能性があります。そんな中で准看護師という職の居場所がなくなります。実際、ほとんどの病院では准看護師の採用がありません。実際、准看護学校に行っても結局その上の進学コースに進学する人が90%くらいと言われています。つまり、行っても意味がないのです。