元外科医、今はなんでも診る田舎の開業医です。 確かに、外科医は術前検査として内視鏡をやったり、麻酔科医のいないところでは麻酔をかけたりするので、ある程度の循環器や呼吸器管理も出来ますし、術後のトラブルで肝機能異常の精査や、肺炎の治療、輸液管理、血糖管理などもしますので、とりあえずのことは一通り出来る人が多いです。救急当直もさせられますので、骨折の一時的治療も行いますのでギプスだって巻きます。 ただし、手術以外はどれも中途半端なんです。 内科外来で出くわすウイルス疾患や神経疾患の鑑別、整形外科的な痛みの鑑別、リウマチ系疾患や、それこそ長期にわたる高血圧や高脂血症、糖尿病などの治療も医学生に毛の生えた程度しか出来ません。
なるほど:9
手術は膨大な学問です。外科医はこの手術手技に労力の大半を使います。なので医学的知識は驚くほど陳腐です。 逆に内科医は医学的知識の習得と理解にその労力を費やします。医学は日々進歩しており、片手間で習得出来る物ではありません。逆に外科的な手技に関しては外科医と比べるともちろん雲泥の差です。 内科医が手術を出来ないのと同様に、外科医は医学を知りません。おそらく皆さんが想像している以上に外科医と内科医には医学的知識に雲泥の差があります。 まぁ外科医も、内科医もそれで良いと思っていて、お互いに足りないところを補い合って治療にあたっています。 外科手技も内科的知識も片手間には習得できませんからね。 なので内科医→外科医が難しいように外科医→内科医も難しいと思います。外科医は内科疾患のまともな診断も出来ませんので。 あ、別に外科医をディスっている訳ではありませんよ(笑)。得手不得手というやつです。
専門性の細かさは承知したうえで、外科医は全科を網羅します。 内科の医師は縫合すらまともに出来ません。 外科医なら、歯科も可能と思われますが、歯科だけは別なので、ノアの箱舟に乗せるなら、外科医と歯科医で事足ります。 空席が2席しかない時、外科はもちろん最優先、ファーストクラスです。もう1席をどうしますか?その1席を内科医や麻酔科医に明け渡しますか?
なるほど:6
内科はなんでも知っているが、やれることはすくない。 外科はなんでもやれるが、知っている事はすくない。 お互い、助け合ってやっています。
なるほど:1
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