解決済み
将来NY・パリコレで活躍できるヘアメイクさんになるのが夢です。 僕は今高校1年生なのですが専門学校は資生堂美容専門学校、国際文化理容美容専門学校の二つで迷っています。 コンテストなどの金賞受賞歴は国際文化が沢山とってるイメージがありますが口コミでは資生堂美容専門学校のが高いイメージです。 国家資格をとったあととてつもなく狭き門ですがSABFAにも入学したいです。 SABFAは美容師経験を数年積んでからしか合格できないのでしょうか? 美容専門学校卒業後(国家資格取得)→SABFA入学は中々厳しいものでしょうか? 双方の専門学校の場合どちらに入学した方が技術面が磨かれますでしょうか? 宜しくお願いします!
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いやあ、高校1年生なのにSABFAを知っているとは、しかも資生堂美容技術専門学校と国際文化美容専門学校がヘアメイクアーティスト出身者のトップ校まで知っているとは、久しぶりに「日本美容界」を牽くホ-プが現われた、と思いましたね! もうSABFAをご存知なので、いきなり本論から入ります。 (1) SABFAは、「わが国の美容界を引っ張っていく「美容師のリ-ダ-」を育成するため㈱資生堂が設立したアカデミ-です。http://sabfa.shiseido.co.jp/ 入学試験を受験するには美容師免許が必要です。試験は、ビューティークリエーターコースでは「ヘア技術テスト」「色彩感覚テスト」「衣装に合わせたヘア&メークデッサン」「面接試験」です。(HPから)、募集定員は20名です。 学校見学は 「土・日、祝日、夏期休暇、年末年始以外の午前10時から午後4時まで随時、受付けています。下記連絡先へ直接お問合わせください。 ■SABFA事務局:TEL. 03-6218-7800」(HPから) 学費は、■ビューティークリエーターコース:総額144万円(消費税込み) (HPから) 現在わが国で活躍しているヘアメイクア-ティストのうち、約60%はSABFA出身者です。ガモウやきくや美粧堂やフジシン主催の「ビュ-ティ-ショ-」で技術指導するヘアメイクア-ティストも、月刊HAIR-MODE、月刊BOB、月刊SHINBIYO、月刊Snip-Styleなどの美容業界誌で技術指導している美容師も、SABFA出身者が半数以上なのです。それほどの実力を「SABFAで叩き込まれる」のです。 またSABFAでは毎年3月に「ビュティ-クリエ-タ-コ-ス」の修了生作品展が開催されますが、こので最優秀賞を獲得された美容師さんの多くが、㈱資生堂ビュ-ティ-クリエ-ションセンタ-(=以下資生堂BCと略記)の社員に採用されるケ-スが多いです。資生堂BCに社員になると、「仕事で!パリコレやニュ-ヨ-クコレやミラノコレに出張する」場合も当然あります。 それだから、SABFA入学は「激戦!」です。 質問の《SABFAは美容師経験を数年積んでからしか合格できないのでしょうか?》ですが、一年間は、月~金に授業があるので、美容室勤務が事実上不可能ですから、学費と一年間の生活費を貯めてから――最低でも400万円くらいでしょうか――、みなさん入学試験を受験されています。 私は、約二十年間修了生作品展を見続けていますが、その経験から言えることは、美容師免許を取ってから、7~8年の方が多く入学しています。これは上記の資金を貯めるには、そのくらい働いて貯めなければならないからだと、考えます。たまに美容師免許を取って5年で入学している方も存在しますが、数年に一人くらいですね。 質問の《美容専門学校卒業後(国家資格取得)→SABFA入学は中々厳しいものでしょうか?》は今のところ「皆無!」です。今までの最速は2年でしたが、修了生作品展で入賞すらしていません。 《資生堂美容専門学校、国際文化理容美容専門学校の二つで迷っています。》についてですが、出身者の特色を述べればわかりやすいかもしれません。 SABFA入学者の出身校は、高津(=大阪)、国際文化、資生堂、ル・ト-ア、日美あたりが常連校なのですが、 修了生作品展に表われる違いで言うと・・・・・ 日美出身者の作風は「小さな子、シャボン玉」といったメルヘン嗜好が目立ち、「激しい戦いを勝ち抜いた女戦士」みたいなテ-マは、ほとんど見当たりません。これが、日美の校風を反映しているでしょう。 で、資生堂美容技術専門学校出身者の作風ですが、「少女から大人の女へ脱皮する瞬間の女性」をテ-マにしたり、「迷わせる女性には、聖なる面と妖しい面を合わせ持つ」のような「人の本質」を深く掘り下げたテ-マを持ってきます。 また、国際文化出身者の作風ですが、「長い砂漠を歩き通した女性は、ついにオアシスを見つけた」とか、「時は25世紀、サイバ-空間を縦横無尽に駆け巡る未来の女性」をテ-マにするとか、まであります。前者で言えば「長い砂漠を歩き通して、やつれた顔をメイクで表現し、オアシスを見つけたとい希望をアイメイクで表現する」という考え方です。後者で言えば「メタリックなメイクで未来的サイバ-空間を表現し、シャ-プなジオメトリックカットで25世紀のテクノ空間を表現する」という考え方です。ともに非常に高度な基礎技術を持ってないと表現できないテ-マです。 《資生堂美容技術専門学校、国際文化理容美容専門学校》はざっと以上なのですが、たしかに資生堂美容技術専門学校は、親会社が資生堂という上場企業なので、多方面につながりがあるため、講師陣も美術大学から来るなど、充実はしています。一方国際文化理容美容専門学校は、「卒業生の意欲が非常に高いこと」と「とにかく『美容の基礎技術』が徹底的にトレ-ニングされている」ところが特色ですね。 というわけで《どちらに入学した方が技術面が磨かれますでしょうか?》に関しては、卒業生の視点から見るなら「私は、国際文化理容美容専門学校になる」かもしれません。 ※SABFAの修了生作品展の告知がもうされています。 修了生作品展2017:ビューティークリエーターコース33期生とサロンメーキャップコース63期生のヘア&メーク修了作品38点を展示します。 開催日時 2017年3月8日(水)~4月28日(金) 10時~17時 土日、祝日は休館 会場:SABFA(汐留FSビル 11F) 入場料:無料 (ただし事前予約必要!!!) 3学期の期末試験最終日なら「半ドン」で終わるでしょうから、見るチャンスがあるでしょう。また、行ったらSABFAの方に「みなさん、どうやって、一年間の費用を工面したのですか?」など、質問してみたらいかがですか?
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