『科捜研の女、法医学教室の2つのドラマがありますが、この2つのやっている仕事は同じですか? 』⇒同じではありません。と言うか、ドラマの科捜研の女、法医学教室でやっていることは実際のそれとは大きな違いがあります。実際の科捜研、科学捜査研究所は、鑑識課によって犯罪現場などから採取された生物学的試料(血液、体液、体毛など)、化学的試料(薬物、毒物、油脂類、塗料、染料、金属プラスチックなど)、物理学的試料(弾丸、構造物、音声、音響など)、文書的試料(筆跡など)を依頼を受けて分析、検査、鑑定するのが仕事です。従って、ドラマのように犯罪現場に出向いて資料を採取するようなことはありません。あくまで依頼された試料について分析、検査、鑑定するだけです。一方の法医学教室のほうは、警察の依頼を受けて司法解剖して、死因を特定したり、身体の損傷個所や度合いなどを明確にするのが仕事です。こちらもドラマのように犯罪現場に出向くというようなことはありません。持ち込まれた死体を解剖するだけです。犯罪現場に出向いて死体を調べるのは警察官たる検視官です。死体を司法解剖するか否か決めるのは検視官です。 以上を簡単に言えば、科捜研は死体は扱わず、司法解剖医(法医学教室)は死体だけしか扱わないのが大きな違いです。そして、両者とも原則として犯罪現場には出向かないのがドラマとの大きな違いです。
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