解決済み
一般的に、人は目の前にいる他者の評価を下す時、他者自身でなく、他者の属している団体や経歴で判断する傾向があると言われています。これを、心理学ではステレオタイプと言います。大抵の他者理解は、ステレオタイプで解決するから、まあ人間の進化の過程で生まれた宝です。まあたまにそれで揉めるけど。 で、これって、より高い偏差値の大学高校出身の人って、それだけで他者からの印象は良くなるんですよ。僕の母校に何人か公募推薦で同志社に勉強せずに入ってたけど、就活の時多分、公募とバレずに同志社卒らしい企業に受かるでしょう。その様子見てたから偏差値に僕自身興味示さなくなったんだけど。 これって職業でも言えるんですよ。東証一部上場の会社員とどこぞの会社の人間、どちらの方が有能に見えるか?って聞かれたら、前者の方が有能っぽいでしょ。仮に、前者の卒業大学がFランだったとしても。しかも上場企業勤められたら、社畜としては幸せじゃないですか。出世コース学閥で外されたとしても、謎の会社に勤めるよりは雇用安定するし福利厚生充実するし。
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私は大学の教養の際に心理学入門を受講し、齧った程度の知識しか 御座いませんが、”ステレオタイプ”というのは元々は鋳型や金型から 出来上がって来る鋳物、生成物を指しますので、相手を判断する 際にどういった集団に属していてどういった宗教観を持っていて、 どういった経歴を経ているかで判断する傾向については ”ステレオタイプ的認知”と呼ぶはずです。 人種、国、家族構成、企業、集団、組織、一定のグループなどの 要素が持つ普遍的なイメージや主観的な固定観念をステレオタイプと 呼ぶのが正しいでしょうね。 そういった認知が宝かどうかはそれを評価する人夫々に依ります。 推薦で同志社にエスカレーターで入って同志社らしい誰も知らない ような企業に入ったら「〇〇企業+同やん」でほとんどの人は 同志社というステレオタイプを元に、「ああ、なるほど」と思う はずです。これがステレオタイプ的認知ですね。 私が学生の時は田舎の自称進学校だったので大したことは ありませんでしたが、その中で偏差値が飛びぬけていた理数科に 在籍していたので、ガリ勉だの気持ち悪い集団だの、勉強しか 脳が無いだの、そのステレオタイプに依る印象は非常に芳しく ありませんでした。 大学は母校が九州大学でしたが、周囲の私立大学は男女ともに 洒落ていて、母校の地味で陰気臭い学生たちは「いも九」などと 揶揄されて嘲笑される対象ではありました。 ここだけの話、ちょっと歩き方が変な人や受験戦争を勝ち抜いた のは良かったものの、燃え尽き症候群のような症状を発症して いるかのような抜け殻状態の方も散見されたので、当時、汚い校舎や 学食、大学寮などと共に「凄い環境だ」と自虐的に思ってしまった ものです。 そのために一般の方や、大学をよくご存知の地元の方には 「あー、九大なんだ・・・」みたいな感じで捉えられるので、 あまり印象は芳しくなかったのを覚えています。 勤務先が東証一部、上場企業だと確かに極わずか、一部の方々には 良く見えることはあるかもしれません。有能そう、とあまりその 世界に詳しくない方や内部事情に詳しくない方々、考えが 浅はかな方々や社会人として職務経験が無い方々には企業名だけで 有能、と単細胞的に判断されることはあるかもしれません。 私の知人でも九州でしか通用しないローカル中堅私大から 上場企業に就職出来てそれはそれはまるで天下を取ったかの ような自慢ばかりをしていた方々もたくさんいらっしゃいましたが、 30代に差し掛かって追い出し部屋のような課に配属になり、 細々と企業にしがみ付きながら残った意地だけで辞めさせられない ように頑張っている者もいれば、見事に肩を叩かれて無職になった 方もいれば、早めに出世街道に乗ったように見えて「様あ見ろ、 九大」って吠えていたのが急にその街道から逸れてしまい、 人間関係に苦しみ、弾き出されるかのように退職を迫られて ついに辞表提出、無職となってしまって、それが恥ずかしいので 「うん、まだ何とか勤務し続けているよ」と声も絶え絶えに その場を取り繕うように私に伝えて来た方もいらっしゃいました。 部活などで知り合った友人たちは都内に戻って銀行、インフラ、 保険、公的機関等々に入って見事に出世街道を驀進中なのですが、 中には「ん?聞いたことないぞ?」っていう中小会社にわざわざ 就職してゆったりとした自由な研究環境が欲しいということで そこで頑張っているのなんかもいます。それが今までに細々と した特許を取得し、「えっ?」って思わず思ってしまうような 給与を得ているのもいます。 確かに謎の会社だと雇用の不安や福利厚生の面が薄い不安が あるのですが、彼の場合はそんなこともどこ吹く風、 あまり聞いたことがないローカル会社を一躍、その世界では 有名にしたということで騒然としています。 そしてそれに見合った驚くような給与をもらって、講演会などで 発表をしていた彼の姿は光輝いて見え、本当に心から尊敬するに 値する存在です。上場企業、雇用が安定していると良いですね。 私にはあまりそういう印象はありませんが、、、 出世コースをあれよあれよと一段飛ばしで階段を駆け上がって行って 途中で全力で足を引っ掛けてスッ転んで退職にまで追い込まれた 人たちがネットで恨みつらみを長々と書いているのをたくさん 読んできたので、最早、安定的な雇用というのは妄想に過ぎない のだなと思ってしまいます。下手に仕事が出来てもいけませんし、 仕事が出来なさ過ぎても弾き出されますから、ある程度仕事が 出来て、周囲と軽くコミュ出来る力があるのが最後まで残るんだなと。 誰もが羨む外資系の証券会社や投資会社に入って有り得ない年俸を もらっていたり、それこそ桁が違う給与を受け取っていた同期の 知人は本当に私からすれば羨ましい存在でしたが、結局、6年を 待たずに退職。疲れた・・・と言い出して今は南の離島を巡って います。 なかなかね、職業でも一筋縄では行かないものですよね。
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