まず保健の先生に関して「保健室の先生(=養護教諭)」なのか、「保健体育の先生」なのかによりますが・・・。 おそらく前者だと思いますので、前者と仮定して話をしますね。 保健室の先生の名称は養護教諭といいます。養護教諭の免許を取得するのは、大学の教育学部、看護学部、一部のスポーツ健康科学部などのスポーツ系の学部で取得できます。免許そのものを取得するのはそこまで難しいわけではないので、殆どの方が取得できます。 問題は教員採用試験です。教員の場合、教員採用試験を受けて合格し、各学校に配置されます。養護教諭の場合、どこの自治体でもだいたい採用試験の倍率は10倍程度、つまり受験者の10人に1人くらいしか採用されません。 というのは、養護教諭はだいたい学校に1人いれば間に合います。一度採用された方が退職するまではそのポストが空かない、ということです。英語の先生などだと学校にたくさんいるので募集人数も多いのですが、養護教諭は各学校に1人程度いれば十分なので、そもそも募集人数が少ないのです。 採用を希望する自治体によって試験内容は様々ですが、だいたいは一般教養(中学~高校レベルの5科目+α)、教職教養(教員としての基礎的な知識・・・法律とか心理学とか教育史とか)、専門教養と論文試験、あとは面接や集団討論、模擬授業などです。 一次試験は筆記試験で、あなたのライバルになるのは国公立大学を出た頭の良い人たちです。ですので、そもそもそれなりの学力がなければ一次試験すら通過できません。 >休みも確実に確保できますし、部活の顧問もなんにもありません。 と他の方は書かれていらっしゃいますが・・・教員は休みの日に研修を入れていたりしますし(土曜日に勉強会があることが意外と多かったりします。平日に研修がある場合ももちろんありますが)、養護教諭も部活動の指導に駆り出されることもあります。学校によっては「全ての教職員が何らかの部活動に所属しなければならない」なんて決まりを定めているところもあったりしますので、絶対に部活動の指導をしなくても良い、とか、休日を確実に取れる、とは言えません。(むしろ、休日は教材研究や事務仕事を自宅に持ち帰ってやることもあったり) 他にも雑用はありますが、養護教諭の仕事の一例を紹介すると、 救急処置・・・怪我や病気の救急処置。場合によっては病院に連れて行ったりすることも。 学校環境衛生調査・・・学校内の衛生状態に問題がないかを調査・確認 保健指導・・・病気やケガの予防について、授業などで指導。性教育等も。 健康診断の管理・・・学校内の健康診断の計画立案や準備。 保健室相談・・・保健室を訪れる生徒の相談対応。 などがあります。 これらはだいたい、いわゆる授業時間内に行いますが、放課後に部活で怪我をした生徒の対応などもありますし、事務処理などを授業時間後に行ったりします。 また、校務分掌といって、先生同士で様々な役割分担をし、学校をうまく運営できるようにする仕事もあります。(生徒で言う「係活動」とか「委員会活動」とかの先生版と思えばいいです。教材の発注とか備品管理とか、その他もろもろ) あと、公立学校の場合は基本的に残業代は出ません。一般企業や普通の公務員は残業代が出ますが、教育公務員はありません。また、何年かごとに、配属になる学校が変わります。例えば、最初は自宅から近いA高校に配属され、その後異動で自宅から100km離れたB高校に配属が決まる・・・なんてこともざらです。 給料はだいたい、年齢=月収、程度です。(多少前後しますが)
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