解決済み
就職四季報の平均年収ランキングを見たとき、メーカーがかなり高い印象を受けました。http://toyokeizai.net/articles/-/110919?page=3 各平均年収層ごとの特徴を分析していきましょう。 ―①まずは年収1000万円超の超高給企業 「超大手」の金融(銀行・保険・証券)や商社、マスコミの平均年収はべらぼうに高いです。圧倒的な高水準であり、他の追随を許しません。 これらの商社や広告、マスコミなどのリーディングカンパニーの利益率に勝る企業はそうそうに存在しません。ただし労働組合が形骸化している企業が多く、新入社員が自殺するような企業もあり、給与に見合った労働環境であるかは疑問です。 またこれらのリーディングカンパニーはほんの上位30社に限定されます。 この30社を「金融・商社の実態」と捉えるのは詭弁です。 地方銀行やTV局などの年収は全然高くないことが分かります。 メーカーではキーエンスやファナックなど特殊な例がランクインしている程度です。 ―②年収1000万円前後の高給企業 ②ここに、トップメーカーが食い込んでいる。 医薬品メーカーのように一般的にも高給とされる企業がランクインしているが、目を引くのは一般に「給与水準はあまりよくない」とされる工業系メーカーの台頭です。 ちまたでは年収500万円台とされる新日鐵の総合職平均年収1001万円を筆頭に総合職年収の平均値の高さに驚かされます。 ボリュームゾーンに来るのが約500社の大手メーカー・インフラ・ITの総合職です。 年収ラボなどのウェブ上位に出てくるサイトでは全社員平均としているところが多く、現場作業員の割合が多いメーカーがべらぼうに低く出ていますね。 やはり総合職限定で記載されている四季報では最上位に食い込んでいるようです。 例:日本ガイシ 年収ラボ:736万円(全社員平均) 四季報:909万円(総合職平均) 川崎重工 年収ラボ:722万円(全社員平均) 四季報:896万円(総合職平均) などなど。。。 四季報は独自の聞き取り調査で総合職平均を企業に集計してもらうように依頼して、応じた企業を掲載いると最初のページに記載しています。大卒者にとっては総合職平均しか意味を成しませんからね。 このランキングではトヨタや日立製作所などを含めて多くの企業が総合職平均として公表されていません。しかし上述の日本ガイシや新日鐵住金の例のように、これらのクラスの企業の総合職はべらぼうに年収が高いことは自明です。ランキングを見ると、マキタや横川電機などの企業も900万円を超えています。 世間一般では700万円だとか言われている工員を含んだトヨタや日立製作所の年収は、総合職平均となるとどれだけのものになるのか、上記の例に鑑みると、想像するまでもありません。 企業はなるべく平均年収の値を抑えたいものです。 消費者や株主などのステークホルダーにとって従業員の給与は「費用」でしかなく、批判の対象です。 猿は「従業員の年収を上げるぐらいなら、商品の価格を下げろ!配当を上げろ!」ですから。 そこをうまくやるのが大手企業というもの。従業員のモチベーションも維持しなければなりません。 そこには労働組合との癒着構造があって、労働組合が公表する平均年収はいつも「全従業員平均」だとか「組合員平均(=管理職を含まない平均)」ばかりです。 大手製造業は多くのニュース(春闘やボーナス関連など)で取り上げられるように、労働組合が機能しており、労働環境が非常に良いです。それであってこの年収ですから、やはり日本で最も恵まれた環境と言って過言ではないでしょう。 春闘やボーナスのニュースっていつも「電機」「自動車」ばっかりで不思議ではありませんか?確かにこれらは日本を代表する企業ですが、メガバンクや大手商社、新聞社などは全然報じられません。何故だかわかりますか。 以下、中堅メーカーや地銀がこれに準じるゾーンにいるわけです。 つまり、給与水準は ①30社の大手金融・マスコミ ②トップ300メーカー、準大手金融・マスコミ ③準大手メーカー、都銀 ④その他 と分類されます。しかし、労働環境、労働対価の観点でいうと、トップ300メーカーが圧倒的に恵まれているということですね?
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大卒総合職の年収は、メジャー業界のトップグループ企業に関しては大体同じです。 引用サイトの表には年収とともに平均年齢が出ていますが、大体40歳です。 この年齢だと標準でも課長ですから、どこでも年収1000万円ないしそれ以上が普通です。 会社四季報記載の平均年収が労使結託で低めに出ている理由も、ご指摘の通りです。春闘のベア金額も全く同様で、真の姿を示していません。 当方が感じる実際の給与相場は; ①総合商社;仕事のキツさは半端ではない。大手放送;電波利権を享受 ②銀行・メーカーを問わず、メジャー業界のトップグループ;40歳で1000万円以上。ただし銀行など50歳を超えて在職しているのはごくわずかで、残りは出向・転籍。どこまで本体に居られるかが大きな問題だが、殆ど表に出てこない。 ③トップ企業の傘下にある企業、一部上場でもトップではない企業;②の企業の大体7~8割程度の年収。②の企業からの出向者が天下る先でもある。 ④年商1000億円以下の中堅企業、上場・非上場を問わない;③の企業の大体7~8割程度年収。③の企業からの出向者の天下る先でもある。 労働環境・福利厚生も上記に準じます。ただ近年、だいぶメリットが減ってきています。
私は大学卒業後、旧財閥系銀行に7年半勤務して今は事業を起こした者です。 あなたの仰る「平均年収」という言葉は本来「標準年収」と読み替えるべきもの なんです。 銀行証券は皮肉の意味も含めて「高給取り」と言われます。 一般社員の人事考課にはSABCの4段階、更にそれぞれにトリプル、ダブル、シングルがあり、社員の実績等により全12段階にランク付けされます。 SSSはスーパースタープレイヤーです。 夏冬の賞与査定と春の昇給査定の際に全社員の評価が決まります。 私のいた銀行は、このうちAAの人を「標準」とし、「平均年収」としてマスコミなどに公表していました。(実際は実年収の5%くらい低く公表します) SSSの年収はAAの2.5倍くらいでしたよ。 逆にBBクラスになると町工場の主任さん程度の年収しかありません。 ちなみにB以下が2期続くと出向要員候補になります。 この仕組みはおそらく金融関係だけでなく、他業種もほぼ同じだと思います。 S以上は全社員のおよそ10%、AAA〜Aが40%、BBB以下が50%といった割合ですね。 BBB以下の社員から削ったボーナスがS以上の社員のボーナスに付け加えられます。 「平均年収」という表現から全社員の大半がそれくらいの年収だと思われがちですが、実際は大半の社員がそれ以下の年収しかありません。 あまりネットや雑誌の数字を鵜呑みにされませんように。
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