解決済み
ISO9001認証を取得していることと、不良品を出さないよう再発防止を徹底することとは話が別です。例えば、トヨタ自動車はISO9001認証を取得していませんが、再発防止策を徹底して行っていることは世界的にも有名です。 逆に、ISO9001認証を取得していても再発防止を怠っている会社はたくさんあります。これは、不良の発生に対するその会社の感性、思想、姿勢の問題であって、ISO9001規格の問題ではありません。いくら構造的に安全な自動車でも、ドライバーの運転技術が未熟だったり運転マナーが悪ければ事故が起こるのと同じ理屈です。 「ISOを取得しているから仕方なく、品質会議をやってるようにしか見えなかった」というのは、そう見えたのではなく実際にそうだったのだと思います。 ちなみに、ISO9001認証取得企業の製品が高品質だと思われているとすれば、それは違います。 ISO9001規格は、実質的には品質保証の規格です。品質保証とは、仕様通りに製品が作られているという「心証」を利害関係者に与えることです。そして、ISO認証制度は、その心証を与える行為を代行しているだけ(審査機関が審査して公的に認証登録しているだけ)に過ぎません。 つまり、製品の品質が高くても低くても、認証登録には関係ありません。品質が低いなら低いなりに、それが仕様通りならアリなのです。 例えば、製品10個のうち不良が1個発生すること(つまり、不良率10%)が最初から織り込み済みで、サンプリング検査でその通りの結果であったなら、それは仕様通りということになります。その会社がISO9001認証を取得していたとしても、その不良率自体に問題はないことになります。その程度の会社が存続できるかどうかは別の問題です。 言い換えれば、ISO9001はその程度のものでしかありません。
中小企業では、ISOを取るより 生産という感じになるますよ。 (どの会社も同じという意味ではありません。) 前の会社であれば 忘れることです。
品質会議は大きな会社では重要な改善の機会ですが、 少人数の組織でわざわざ「会議」として実施するのは 意味がない場合があります。 日ごろから現場で会話しているでしょうから。 ですからそんな会議体は無くしてしまえばいいんですが、 ISO9001のもう一つの意味として、取引先に対して、 そういった改善プロセスがあって、品質改善に取り組んでいる ことを「証明する」意味があります。 「この会社は不良を出しても、改善していく底力を持っている」 と安心してもらうことです。 どんな組織でも不良を出した時には社内大騒ぎになるでしょうから、 その時の会話メモを、簡単な会議記録として残せばこれに応えられます。 ISO9001というと審査制度があって、無意味な指摘をされたり、 審査員の力量を批判したりする意見を見ますが、そもそも 製品品質は提供する組織の問題で、「やらされ感」的に意味ない仕組みを 運用しているのは経営者(小さい企業だと社長)の責任です。 まあ、本当に時間の無駄だと思うなら、あなたの責任ではないですから、 余計なこと考えないで、給料の一部だと思うといいですよ。
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