一級土木施工管理技士 体験記述について。 私は建築の代理人です。 土木施工管理技士の試験は過去に何度も挑戦してま…

Question

一級土木施工管理技士 体験記述について。

私は建築の代理人です。
土木施工管理技士の試験は過去に何度も挑戦してますが、実地で何度も落ちてます。最初の頃は社内の土木部の工事を参考に書いてましたが、最近は正直に建築伴う擁壁や舗装などで書くようにしてます。

文章内容的には問題無いと仮定して、工事名や発注者などの部分で土木工事と見なされてないとか問題なのではと考えてます。
実際に昨年、一級管工事は合格しました。
工場増築に伴う空調の移設を題材に、建築の代理人として書きましたが、合格でした。

建築の人で土木施工管理技士に合格してる方は、どのような記述をしたのでしょうか。

差し障りなければ、教えていただけますか？

Answer 1

私は主に土木の人間ですが、土木施工、建築施工、舗装、管工事の資格を持っています。
空調の移設、というのは「管工事」としてみるとメインですが、「建築工事」としては一種の付帯工事です。なので、管工事での題材としてはいいと思います。
それと同じく、建築に伴う擁壁や舗装工事もメインではなく、付帯工事です。
建設業の許可で、メイン工事に付帯した工事であれば建設業の許可がなくてもせこうできる、との記述があったはずです。金額の上限があったかどうかは定かではありませんが。
つまり、建築の許可しか持っていない業者でも、その現場の付帯工事であれば許可外の舗装工事ができる、ということです。

それに照らし合わせると、やはり「土木施工」の試験ですから、メインは土木工事でなければいけないのではないかと思います。
経験記述を拝見させていただいたわけではないので中身はわかりませんが、工事名や発注者はちゃんとした「土木工事」に該当するものを書いたほうがいいと思います。

土木と建築って似て非なるものなんですよね。
中途半端に似ているものですから、主にやっている方の知識が邪魔して解けない問題だとか、建築では普通だけど土木ではありえない、みたいなことがなかなか理解しづらくありませんか？
私はそれで苦労しました。

確か明日試験ですよね。
私は会社の人用に書いた題材としては

1) 工事名 ○○地区 中山間地域農業活性化緊急基盤整備工事 ○○-K○○
2) 工事内容
① 発注者名 ○○○(県の土木の発注機関)
② 工事場所 ○○市 ○○ 地内
③ 工期 平成27年9月29日～平成28年3月18日
④ 主な工種 水路工
⑤ 施工量 用水路工 L=1,956m 排水路工 L=244m
3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場 工事主任

□工程管理
1)具体的な現場状況と特に留意した技術的課題
現場は山間部の急傾斜地に位置しており、例年の積雪量は2m弱と豪雪地帯であった。
施工箇所は隣接しておらず、工区内で13箇所移動して施工しなければならなかった。
また、道路幅員も狭く、2tダンプトラックやミニバックホウでの施工計画となった。さらに、降雪後に雪で仮設道路を設置しなければならない場所もあり、日作業量が大幅に低下することによる工程の遅れが懸念された。

2)技術的課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容
項目・・・降雪前の進捗率60%以上
検討理由・・・降雪による作業効率が低下する恐れがあったため。
検討内容・・・降雪前に施工班の増班と、そのための仮設道路計画の再検討

4) 技術的課題に対して現場で実施した対応処置
・仮設計画の再検討により、積雪後の仮設道路を計画していた場所を、地権者の了解を得て、稲刈り後の田面にプラスチック敷板を設置して仮設道路とした。また、農道両脇の水路に仮設パイプを埋設、盛土し、敷鉄板で養生して現場近くまで大型車両が資材を運搬できる道路幅員を確保した。
その結果、当初は2班体制の計画だったが、資材運搬路と作業用仮設道路の増設により4班同時施工が可能となり、稲刈り後から降雪前までに目標の進捗率60%をクリアすることができた。また、降雪の影響を最小限に抑えられたことで工期内に工事を完成させることができた。

という感じです。
当方、豪雪地帯なものですから、雪の降らないところに住んでいる方であれば全く参考にもならないでしょうが・・・。