就職か学びたいことかどちらを取るべきですか？ 東京外国語大学と国際基督教大学で迷っています。 私が調べた限りでは…

Question

就職か学びたいことかどちらを取るべきですか？

東京外国語大学と国際基督教大学で迷っています。
私が調べた限りでは、就職は外大の方が良いのですが、外大だと英語を言語学や文学として学ぶことになりそうです。

私は社会科学系に興味があり、英語でプラスα何かを学びたいと思っています。将来就職したいところや学びたい分野が決まっているわけではありません。
カリキュラム的にはICUにとても惹かれているのですが、就職実績を見ていると違いが明らかで、就職は個人の問題といいますが、やはり大学名も関係あるのかなと思います。

就職も大学の中身もどっちも大事で決められません。
そこで、様々な経験をされてきた社会人の皆さんにアドバイスを頂きたいです。

Answer 1

やりたいことを優先してください。
そもそも東京外大とICUでそこまで就職は変わらないです。
2015年度のICUの就職実績を見ても
三菱商事4 住友商事3 丸紅3 トヨタ2
とあります。
あなたが入社を望むような企業でもほとんど外大とICUで差はないでしょう。あなた次第でどんな企業でも入社可能です。結局、皆さんが言われるように本人次第です。

どちらも素晴らしい大学です。
やりたいことを優先してください。

Answer 2

（1）採用実績は、単年度で比較するのではなく、最低でも5年間、できれば過去10年間の合計で比較したほうがいいです。東外大、ICUみたいな大学から毎年必ず採用するわけではありませんから。

各大学の就職課、キャリアサポート課という名称の部門へ足を運び、卒業生の進路先ファイルを自分で調べます。大学の事務員は不親切ですから、お目当てのファイルを探して開くのは、あなたです。事務員の仕事は、ファイルを作って並べること。事務員があなたに代わって調べてくれることはありません。電話、メール、FAXでの質問にも答えません。置いてあるファイルを、自分で開く。

大学見学のつもりで一度訪問してみたらいかがですか？よく大学祭のときに訪問する人がいますが、大学祭の時は皆が遊んでいるので、普段の様子を確認する行為にはなりません。

（2）集計し直してもなお、ICUからの採用実績が東外大より見劣りする場合、質問者さんの希望する就職先がICUに魅力を感じていない理由が何か存在すると推察されます。

ICUの卒業生は勉強できないという話は聞いたことがありませんから、恐らく以下のような理由ではないでしょうか。勉強以外の面で企業活動に向かない特性をICUの体制が学生に植え付けている、ターゲットの企業が欲しがる人材がなぜかICUを選ばない、企業は表向きには学歴フィルターはないと表明しているが実際には存在する、過去にICU生を採用してエラい目にあったことがある・・・など。しかし、ここで重要なことは、ターゲットの企業が、ICU卒業生に関心がなさそうだという推察です。正確な理由を解明する必要はない。

と、ここまで来れば、質問者さんの答えは出ています。東外大を選んだほうが、ご希望の企業に就職できる可能性は高いです。私がわざわざ指摘しなくても、既に質問者さんがご自身で気付いていることでしょう。

（3）東外大の卒業生として、あまりICUの悪口は言いたくないのですが、私はICU生から直接、次のような話を聞いたことがあります。

「ICUは教授と学生の関係が密接で、親身に指導することが売りになっている。それは、学生が、教授と同じテーマを同じ手法で研究するということ。自分が教授と全く同じテーマを研究したいなら、それでいい。確かに丁寧に指導してくださる。しかし、同じ分野の異なる事象を扱いたい場合、ICUでは面倒を見てもらえる指導教官がいないということを意味する。自分はICUで居場所がない。外語に行けばよかったと後悔している」。

いかがですか？どの大学にも欠点があり、欠点を補う勉強を自分でする必要があります。するしかないし、皆そうしている。皆がしていることだから、敢えて悩むような問題ではないかもしれない。

特に質問者さんの場合は、アカデミズムの世界を目指しておらず、最初から企業志向なので、あまり教育面・研究体制の側面について神経質になる必要性はなかろうとも拝察します。

（4）会社で使う英語を学ぶのに、東外大やICUで4年間過ごさなければ習得できないと言う事は絶対にありません。

私は学生時代、商社のトップ企業でバイトをしていたことがあり、社員の英語力をよく知っています。

男の役割は外回りで、皆ひどいブロークンでした。超一流企業なのに、短いレターを書くのに、先輩から指導を受けながら首を捻っている若い正社員すらいました。そんなの学生の私でも辞書なしでできるじゃん、いくらでもタダで通訳翻訳してあげるよ、その電話私がとってあげようか、と横から口出ししたくなる光景。

女の役回りは内勤で正確な書類作成。女性陣が使う英語は、高度に正確で、文法はもちろん、化学・法律などの専門用語から文体に至るまで、それはもう素晴らしかったです。

男のブロークンな英語で方向性を確認・合意すれば、世界もびっくりな巨額ビジネスを扱えるのです。

（注：今は男女雇用均等法が年長者（今年53歳くらい？）まで浸透しましたから、単純に男女で業務を区別する時代は終わりました。）

英語力と簡単に言いますが、学者、公務員、ジャーナリスト、企業、学校の英語科の先生、通訳業、それぞれ求められる英語力の質が違う。民間企業も、業界ごとに違うし、同じ業界内でも企業ごとに考え方が異なる。

（5）昔からある経済学、法学、物理学、医学といった学問は、とても巨大で幅が広く奥深い学問分野です。外国語学部、教養学部という「くくり方」は面白いけれど、それが世の中の主流ではない。東外大、ICUのような環境でカバーきれる分野ではない。社会科学系をやりたいと明言する受験生こそ、素直に社会科学系に進むべきであって、あまり東外大、ICUにこだわる必要はないのではないかと思います。

私のお勧めは、繰り返しになりますが、社会科学系の上位大学に入り、英会話サークルまたは専門学校で英語を訓練する手法です。この方法で世界に立ち向かう人が、日本社会では圧倒的多数派です。多数派と同じ行動を取るのが、一番無難で潰しが効くのではないでしょうか。

Answer 3

東京外大は国際関係論や比較文化論・文化人類学・人類科学のような社会学系の学問の拠点ですから、社会科学ができないわけじゃないよ。

外国語を学ぶ社会学部みたいなのが東京外大です。

英語と社会科学のどっちに比重を置いて学ぶかでしょうね。

ICUも就職は良い大学なので、外務省や総合商社大手でもなければ、就活で門前払いされることはないでしょう。マスコミ受験でも、さほど遜色ないでしょう

自分ならば就職よりも学問のほうを優先しますのでICUです。
ただ、上記しましたように外大って思うよりも面白いカリキュラムや研究している先生がいるところなので、就職もどっちも・・・となると外大ですね。

Answer 4

就活が大学名だけで決まる時代は終わりました。

どの大学に進もうと勝手ですが、あなたがやりたいことをやらずに進学したとして損をするのはあなたです。
就活で面接官に聞かれます。
「あなたが学生時代に頑張ったことは何ですか？」
胸を張ってやりたいことやったと言えるのはどの大学に進んでる自分ですか？