東外大自体は一応、企業サイドから良い大学には分類されているので、あとは学生サイドがどのような姿勢で4年間を過ごすかにかかっています。1年から就職を意識しながら活動してきた仏科卒ならば、良い就職先はいくらでもあります。企業サイドからの需要も強いです。いくつか注意点があります。 企業は、それぞれの経済活動および社風に合った人材しか採用しません。外語の授業をまじめにこなしただけの良い子は、見事に就職からあぶれます。 当たり前すぎる話ですが、英語、フランス語は手抜きせずしっかり勉強してください。 女子学生が多く、その女子学生にはどうしても専業主婦志向の人、補助職希望の人が多数含まれますので、そのようなレベルの人と行動を同じくしないこと。大企業は、意識の低い人は雇いません。目付き、顔つきからして違います。あなたの競争相手は他大学にいる。 (新卒時にきちんとした就職をしていない集団は、何か特別な能力やコネがない限り、「その仕事をするのにわざわざ外語を出なくても」という会社に勤めていることは事実です。年収でも生涯賃金でも大きな差が出ます。) 外語は本質的に言語学の単科大学であり、言語学以外の人文科学、社会科学分野の膨大な講義群(その幅・数は外国語学部としては国内最大)から、自分で好きな講義を選びます。就活の際、企業に成績証明書を提出するわけですが、あなたが4年間で何を学んだのかわかるように組み合わせること。企業が関心を持たない講座ばかり集めていたり、あるいは、「この人は一体何を勉強しようとしたのだろうか?」と疑問を持たれるような組み合わせにしてはなりません。 卒論を書くのであれば、企業が関心を持つようなテーマを選ぶこと。 特に業界1位の企業であれば、自社のことに加え、業界全体の世話、政府部門との官民協力、経団連の活動、マクロ経済調査、国際政治動向の調査、あるいは商売に必ずしも直結しない国際交流、社会貢献などの活動も、正社員の業務範囲に含まれます。企業活動のどの側面に自分をアピールするのか、自分なりの売りを作る。「生活費を稼ぐためバイトに明け暮れていました」では、アピールになりません。 あと、東外大に限らず、フランス語を勉強して民間企業に就職した人全般に言えることですが、フランス本国というよりは、旧フランス植民地に派遣される人が多かったりします。これは仏科卒の宿命だと思って受け入れて下さい(笑)。
なるほど:2
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