現在高校三年で建築の専門学校に進学を考えている者です。

Question

現在高校三年で建築の専門学校に進学を考えている者です。昔から建築に興味があり、大学の建築学科に進学したくて芝浦工大を目指していたのですが、学費が高く親に負担をかけたくないので大学より学費の安い4年制の専門学校に進学することにしました。
4年制の専門学校は高度専門士と言う称号が与えられ、大学院への進学が可能なようですが、実際のところ大学院に進学することは現実的に可能なのでしょうか？
専門卒にも院への道があれば、私は院に進学したいです。
勉強が大変なことはよく分かっています。
詳しい方や、実際に院へ行かれた方など、回答お願い致します。

Answer 1

その専門学校の進学実績を調べてみてはいかがですか？
過去の人数は教えてもらえると思いますよ。

ある専門学校のパンフレットには、国士舘、千葉工大、首都大学東京に進学した実績はあるようです。
可能だと思いますが、クラスでトップクラスでないと難しいでしょう。
1年に1人いない雰囲気です。

カリキュラムも、大学と比較してみればわかりますが、一般科目が著しく少ないですね。数学があるだけで、英語も物理などもありません。
そうした科目が受験科目にある大学院は先ず無理でしょう。

大学院に進学することを前提とするなら、大学院のある大学に行くべきだと思います。
専門学校も決して学資は安くないと思います。地方の国立大学も視野に入れてみてはいかがでしょうか？授業料免除の制度もあったりします。

Answer 2

＞4年制の専門学校は高度専門士と言う称号が与えられ、大学院への進学が可能なようですが、
＞実際のところ大学院に進学することは現実的に可能なのでしょうか？

大学院入試を受験して、
合格すれば、
日本全国どこの大学院へも、進学可能。

＞専門卒にも院への道があれば、私は院に進学したいです。

大卒・4年制専門学校卒、
どちらも、有利・不利は、ありません。
どちらも、平等です。

＞勉強が大変なことはよく分かっています。

☆ただし、
大学院受験というのは、

（例）
「森の植物に関する研究がしたい！」

→「森の植物の研究で有名なのは、
A大学院のア教授と、B大学院のイ教授だ」

→「よし！
それじゃ、第一志望は、A大学院のア教授研究室、
第二志望は、B大学院のイ教授研究室、
にしよう！」

・・・といった感じで、
自分が興味のあること・テーマを研究している教員がいることを確認して、
受験校を決めます。

※大学院入試の願書には、
「入室希望研究室名」「研究を希望するテーマ」などを書く欄があり、
大学院入試の面接の時にも、

（例）
面接官の教授「どんなことを研究したいのかな？」

→面接官の教授「森の植物の研究がしたいんだ・・・。へぇ～。
でもね・・・、うちの大学院には、

・ネズミの研究
・生物の進化や突然変異が生まれる理由の研究
・ナマズの研究
・スズメバチの研究
・メダカの研究

をしている教員は、それぞれ1人ずついらっしゃるんだけども、

うちの大学院には、森の植物の研究をしている教員は、誰もいないから、
うちの大学院じゃあ、そういう研究は、できないよ。
他の、別の大学院に進学したほうがいいじゃないかなあ」

・・・などと、
いろいろ質問され、細かくきかれます。

→なので、
大学院入試の面接で、

例えば、
「特にありません。
この大学院に入学し、
建築について、いろいろ幅広く学びたい、と考えております」

・・・などと、答えてしまうと、
いとも簡単に落とされて、不合格です。

☆ですから、
大学受験の受験校探しと、大学院受験の受験校探しは、
全然違いますが・・・。

※大学院入試では、

筆記試験＋面接

・・・というパターンが多いです。

☆「専門科目」の筆記試験は、

（例）大学院生物学研究科の場合
「高山植物の特徴について、800字程度で、わかりやすく説明しなさい」
「コケ植物の特徴について、600字程度で、わかりやすく説明しなさい」
「ダーウィンの進化論について、1400字程度で、わかりやすく説明しなさい」
といった、小論文問題が5問だけ。

・・・とか、そんな感じ。です。

→ですから、最悪の場合、
全然さっぱりわけがわからず、
結局、解答用紙は、白紙で提出した。

・・・なんてことにもなりかねません。

☆英語の筆記試験は、
例えば、

問題用紙に、

アメリカで書かれた、建築などに関する研究論文（もちろん全て英語）の中から抜き出した、
30～40行くらいの英文が印刷されており、

問題は「次の英文を、全て日本語に訳しなさい」の1問のみ。

・・・といった感じです。

→ですから、最悪の場合、

建築に関する英語の専門用語が、どっさり出てきて、全然さっぱりわけがわからず、
解答用紙は、ほぼ白紙で提出した。

・・・なんてことにもなりかねません。

※大学院入試の筆記試験は、
大学入試の試験のイメージとは、全然違いますが・・・。