僕は今高校生です。中学の時の先生にとてもお世話になり、僕は中学の先生になってバスケ部の顧問をやりたいという夢があります。

Question

僕は今高校生です。中学の時の先生にとてもお世話になり、僕は中学の先生になってバスケ部の顧問をやりたいという夢があります。あと、10年経って僕が先生になる頃に大切なことは何か、どの教科が先生になりやすいか、ということを是非教えてもらいたいと思います。
教えてください。

Answer 1

理系を目指しましょう。
理科（物理、化学、生物等）、数学の教科の教員免状を持っているなら、どこの地方へ行っても競争率はあまり高くありません。たいてい３倍～４倍くらい。特に数学は、需要が高いです。なぜなら「数学を教えていない学校は無い」からです。なのに、数学の教師を目指す人は少なめです。
理系進学希望者は、たいてい研究職か技術職を目指しており、教師は選択肢に入っていないことが多いのです。
しかも、理系の優秀な人ほど教師など目指さない。優秀な人はやはり研究者や技術者、IT系や理系ビジネスマンになります。いい方は悪いですが、理系で教師になるなんてむしろ理系の落ちこぼれとすら思われています。「中学の数学とか、ずっと簡単で同じことばかり教えて何の発展性も成長も無いじゃん？」みたいな。もちろん偏見も含まれていますし、言いたい人には言わせておけばいいでしょう。むしろ、逆にねらい目なのです。あまり優秀な人が集まりにくくかつ倍率が低いのです。

一方、英語、社会科、国語は競争率が高い。大体どこも志望者が多く競争率は10倍くらいになっています。文型科目は教職課程を行っている大学も多く、取りやすいため大勢の人が教員免許を持っています。

できれば、東京か大阪の大都市圏で教師を目指すのがいいでしょう。
募集人員も形態も多く、コネもしがらみもほとんど無いからです。
例えば、大阪なら大阪府、大阪市、堺市、など三箇所で、神奈川県や千葉県なども県での募集のほか、川崎市、横浜市、千葉市、など政令指定都市でそれぞれ募集していて受けられる地域が多い。
地方はまだコネが生きている場所もありますので、知人に教員関係者などがいないなら避けたほうがいいでしょう。

バスケ部の顧問になりたいなら、大学に進学してもバスケを続けましょう。
顧問の希望者は多いので、はやりスポーツマンとしてもそれなりの成績を持っていないと採用されません。

大学受験までの理系の勉強など、繰り返し反復練習でできるようになります。才能だの地頭のよさなど全く関係ありません。もし今理系が苦手だったとしても、もう一度中学時代の理系科目から復習しなおし、理系進学を目指しましょう。
理系が苦手なのは中学時代の教師の教え方が下手だから、というのが多いです。ならば、あなたは教え方の上手い理系教師を目指して、中学生の多くを理系得意にできればいいのです。
普通の公立中学の教師でいいなら、大学の偏差値など高くある必要はありません。確実に数学か理科の取れる教職課程のある大学に進学することを勧めます。