根も葉もない疑惑をかけられ、総務部からその問題が解決するまで出勤停止といわれました。その日の夜から不眠症になり翌日から食…

Question

根も葉もない疑惑をかけられ、総務部からその問題が解決するまで出勤停止といわれました。その日の夜から不眠症になり翌日から食欲不振、最近は吐き気もします。いつまで出勤停止が続くか分からず、もとに戻れるかも分からず、もとに戻ったとしても会社で気持ちよく仕事が出来るとも思えません。再就職のことも考えると辛く。精神的苦痛と精神的不安に悩まされています。サービス業に勤務してまして。少し前に三六協定で超えた時間を店舗責任者が休憩時間として月末に勤怠を改ざんしておりました。改ざん前と改ざん後の写真を撮り社内のコンプライアンスに告発。更にパワハラ発言などで上司を同じ社内のコンプライアンスに訴えたことがあり、その腹いせかなあと最近考えています。根も葉もないことなので証拠も出てくるはずはありませんが、懲戒免職になる可能性はありますでしょうか。恐らく今いろいろな人達に聞き込みをしていると思います。例えば１０人中2人がYESといったところで解雇できるのでしょうか。また会社に慰謝料請求できるでしょうか。またどのように請求すればよいかアドバイス頂けないでしょうか。宜しくお願いします。

Answer 1

ご回答いたします。

精神的にかなり追い込まれておられると思料します。
案じます。

さて、当職からアドバイスさせていただきます。

貴殿のご体調が事実であれば、直ちに、心療内科にご通院され、現状の症状、どうして、こうなったのかを書面にして、医師に渡し、診断書と投薬、またカウンセリングを受けてください。書面で渡すことで、医師も争点が整理できます。口で説明すれば、それがカルテに全て書かれません。しかし、書面で提出されれば、医師の証拠としてカルテに保存されます。医師には、カルテに保存してくださいと言ってください。これで、準備は整います。

次に、貴殿に思い当たることが無くても、告発がその理由となります。しかし、会社側は、その告発をもって、懲戒解雇した場合、裁判で負けることは弁護士から聞かされているため、貴殿のあらさがしを始めたのです。
冷たい言い方になりますが、同僚、先輩、後輩、上司を信用してはいけません。
彼らは、会社の人間ですから、嘘でも貴殿のあらさがしに同調し、会社側の調査に協力し、さらに、嘘をねつ造してきます。

当職は裁判でも、無関係の社員やパートが、この人が犯人だ、との陳述書を裁判所に出してくることを数多く経験しております。

会社には、メンツがあります。また資金力があります。特に会社というのは抽象的で、実は、その中の人間が、自分のメンツを保つために、その人間があなたを懲戒解雇にしてきます。会社が懲戒解雇にするのではありません。その点、頭に入れてください。人間です。

そこで、貴殿は、自分の名誉を守り、生活を守るために、家族を守るために、次の再就職先を確保するために、懲戒解雇とならないように、また懲戒解雇となった場合、闘えるように、準備をしていく必要があります。

その準備こそ、医師の診断書です。

会社（人間）は、貴殿を懲戒解雇してくるでしょう。
そこで、その診断書をもとにして、通院を継続し、労災申請するのです。
当職の経験則上、心理的負荷が大きいとして労災認定はされるでしょう。

大手の多人数のいる弁護士事務所をタウンページで探してください。
その中には、必ず、労働弁護団に入っている弁護士がいます。
できれば、経験のある５０代の弁護士を狙ってください。和解弁護士は労働弁護団に入っていても、経験もなく、危険です。つまり攻撃防御策の取り方すらわからないからです。

懲戒解雇になれば、直ちに、解雇通知を要求し、労働基準局に出向き、労災の申請をしてください。その書類には、会社の印鑑が必要ですが、事情を話せば、労働基準監督署が会社から取り付けます。
そして、弁護士に社員としての地位保全の仮処分の申請を裁判所にとって下さい。

訴訟に発展すれば、訴訟費用、弁護士費用、判決までの給与と賞与、名誉棄損による慰謝料を請求して下さい。
貴殿は、おそらく、会社にもどることは、できないでしょう。針のむしろです。
そのため、訴訟中に和解勧告が裁判所からあれば、自己都合退職を前提として、上記請求金額に加え、次の職が見つかるまでの所得補償として、貴殿の年収の３年から５年分をあわせて請求してください。

以上です。

労働裁判支援者 ルナノテンシ