佐川急便の配送について

Question

佐川急便の配送について佐川急便の求人をみると大卒が入社しています。初め入ると配送にまわされるのでしょうか？何年ぐらい配送して内勤に回されたもらえるのでしょうか？
あと、配送業務の仕事は、配送プラス営業もすると聞いたことがあります。求められる人はどんな人でしょうか？

Answer 1

佐川急便を簡単に説明します。
基本的に職種により最初の勤務は異なります。

営業職（配達・集荷・集金・売り込みが主な仕事）
①ドライバー
②デポからの配送
営業で入社した場合には基本的に営業としての仕事を叩き込まれます。
地域営業所にもよりますが、全職種ともに入社すると1週間～1ヶ月程度は研修センター。
佐川急便はヤマトのように郵便番号で行き先を仕分けるのではなく独自に店番（営業所コード）が決まっているのでそれを暗記したり、
元気よく挨拶の練習をしたり机上研修します。
これは参加した人に言わせると「軍隊並み」のようです。
ドライバーとして入社すると、だいたい半年から1年は見習いとして先輩の運転するトラックに横乗り（同乗）して配達や集荷の手伝いをしながら学んでいきます。
配送の場合には先輩同伴で台車やカーゴを利用して客先に配達・集荷します。
配達・集荷以外では、日ごろより佐川急便で発送をしないお客様に平常時の発送契約を売り込んだり、
たまに客先の依頼で大口発送の契約したりするので発送個数に準じて料金交渉したりします。
また請求書の配達や売り掛け集金も仕事の一つです。
労働時間と仕事内容に関しては営業所にもよりますが、かなりハードです。
営業は（もぅ6年も前なので営業職の給料は異なっているかと思いますが）、営業所によって多少＋αはあると思いますが、
それは「いくつ配達した」のが基準ではなく、「いくつ客先から発送する荷物を持ってこれたか」の前月対比による評価だったと思います。
求められる人材は確かに体力はありますが、営業所の規模（担当地域）にもよりますので一言では済みません。
それに店番（300箇所以上）を暗記しなくてはなりませんし、それを見て営業所の荷捌き担当者は地域分けしますので
誤ってしまえば違う地域に荷物が送られてしまうのです。
それを正しい地域に送りなおすにも通常ならば1～3日経過することもあります。
その運送費は誤ったドライバーの自己負担だったり、管理上司や営業所が支払うことになるので、
暗記力なども必要ですね。
あとは毎月の社内報で優秀ドライバーなど特集でピックアップされますょ。

もし配送やドライバーになりたくなければ事務方の仕事もありますし、荷捌き現場の仕事もあります。
営業所によって事務方の仕事の区分けなど異なりますが、
営業所の事務方はＣＳ（カスタマーセンター）と呼ばれ、
通常業務としてはお客様の荷物の配達状況問い合わせの受発信業務を始めとし、
細分化されていない営業所では荷物の配送状況から経理面までのサポートをします。
細分化されていれば経理部、送り状発行部、運行管理部などが存在します。
事務職の研修もやはり店番暗記や、営業ドライバーをサポートするのでその机上研修など。
年に1回（かな？）、全営業所を対象に『電話応対研修』なるものがあり、
各営業から数名の代表者が選ばれ、電話応対のコンテストが開かれます。

たまに営業職から事務職に異動もありますが、事務職が決まってイメージがあります。
・金の使い込み
・事故を起こした
・態度粗悪による客先からのクレームが多い
など、[営業職として使えない]から事務方に回された、と言うレッテルを貼られます。
たまに営業実績は高評価だが、「腰痛悪化」などで異動する方もいます。