平成１９年海事代理士筆記試験 船員法 問２-２ 船長及び海員の１週間当たりの労働時間は、基準労働期間について平均４…

Question

平成１９年海事代理士筆記試験 船員法
問２-２
船長及び海員の１週間当たりの労働時間は、基準労働期間について平均４０時間以内である。
解説サイトの答えは×となっていました。しかし、船長も４０時間以内でよかったと思ったのでひっかかっています。×なら、その理由が知りたいです。
どなたか理由を教えていただけないでしょうか。

Answer 1

>船長も４０時間以内でよかったと思ったのでひっかかっています。×なら、その理由が知りたいです。

船員法60条2項にヒントがあります。

船員法（労働時間）
第60条
2. 船員の1週間当たりの労働時間は、基準労働期間について平均40時間以内とする。

この「船員」には、「船長及び海員」が含まれます(法1条1項)。
なので、設問選択肢「船長及び海員の１週間当たりの労働時間は、基準労働期間について平均４０時間以内である」は正しい内容です。

なお、船員法は近時改正されたのですが、改正前の法60条2項は・・・
「海員の1週間当たりの労働時間は、基準労働期間について平均40時間以内とする。」となっていました。「船員」ではなく「海員」だったんですね。この「海員」には「船長」は含まれませんから、当時の設問では×の選択肢でした。

改正後の現在では、船長含む「船員」で覚えておく必要があります。