解決済み
2017年から始まる新専門医制度は2017年以降に卒業する学生にとってどういうものになるのか 現時点で、どこまで決定したのかを教えて下さい。 私が知りたい点は主に以下の2点です。①今後も診療科選択は可能なのか ②医師の待遇(労働条件・給与)はどのようになるのか 三大都市のような大都市で勤務医をしたり将来的に開業するつもりはありません。出身地で勤務医をするつもりですから地方の医師の将来を教えていただきたいです。 新専門医制度で変わる事のひとつに 「総合診療医の養成」がありますが総合診療医とは 軽症患者は各科専門医ではない総合診療医が循環器疾患も整形外科疾患も精神科疾患も治療する何でも屋(病院内にいる開業医のような)となり骨折も鬱病も治療する医師で 何でも屋の総合診療医の手に余る重症患者のみ各科専門医(循環器内科や整形外科医精神科医etc)が治療するのでしょうか? つまり、今の学生の大半は総合診療医となり一部が専門医 今のベテランは継続して専門医のままですか? 地域医療についても意味不明なのですが、自然淘汰された医局制度も実質、再編されて 3年目A病院4年目B病院と派遣されるようになるのでしょうか? 長くなりましたが、2011年の「専門医の在り方に関する検討会 報告書」から変化した点を教えて下さい。
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新専門医制度は、役人による医師統制を達成するために検討されている制度です。 専門医資格を利用して診療報酬を左右させる(=非専門医の診療報酬を下げる)ことにより、医師達を専門医制度に縛り付け、定員を設けることにより、診療科や地域の医師数のコントロールや開業制限を行い、更に資格取得条件に公的な貢献を定めることにより、安価に医師達を強制労働に駆り立てることが出来るという、役人達悲願の制度となります。 絶望的なのは、実質厚労省の御用機関である専門医機構はまだしも、日本医師会も、大学関連団体も、学会も、病院機構も、利権欲しさに原則賛成の立場を取っていることですね。 詳細を定めていくに従い、各団体に利権争いが見られることは間違いありませんが、最終的に役人の天下になるだろうことは、もう逃れられない運命だろうと思われます。 役人の姑息なところですが、建前としては’専門医制度’は役人主導ではなく、医師達が自主的に行っていることと位置付けたがっています。 (これにより専門医制度の最終責任も医師に押し付ける事が出来ます) そのため、検討会は厚労省の顧問会議でしたが、専門医機構は横滑りにそのまま方策をうけついでいるにも関わらず、医師団体という位置付けがなされました。 (組織人員は全く変わっていないので、独立行政法人と変わらないお家芸のようなものです) 強制配置や、定員制限をおおっぴらに強制すれば、世間知らずの医師集団といえ、反対は出るでしょうから、医師達の代表が、自分達の意思で役人に協力しているという形を取れば、法律の改正を経ずとも、役人が権限を握れることになります。 臨床研修医制度同様、最初はなし崩し的にスタートし、前例を作るとともに、徐々に締め付けを厳しくしていくパターンになると思います。 現在まだ検討段階であることを考えると、後10年くらいの間は、まだ自由は効くだろうと思われます。 大学医局は、今まで以上に権力を失うと思いますので、再編という可能性はありません(全ての権力を役人が握るのが目的ですから当然です) 役人の目標は、ほとんどの医師を「総合診療医」として、専門医数を減らし、医師をコントロールすることにあります。 ですから、過渡期に至っては「総合診療医」を目指してはなりません。 そんなものは目指さなくても、どうせばら撒かれるのですから。 将来的に取得が困難になると予想される「専門医」のほうを、規制がかかる前に取得して置くことが大切でしょう。 理想的には規制がかかる前に開業まで終わらせてしまうことです。 既にあるものを規制することはできませんからね。
なるほど:3
リハビリ科に関して、脳外科の立場から言わせていただくならば。 「本職」のリハビリ科専門医の需要は、今後、増えていくことが予想されます。 リハビリテーション専門医は2000人ですが、ほとんどが、整形外科医です。 「本職」のリハビリ専門医は、全国に僅か400-500人「しかいない」と言われています。 なので、ほとんど本職のリハビリ医が存在しない県もあります。 リハビリテーション患者の6、7割は脳卒中が現状で、さらに認知症も加えると8割以上が脳神経患者になることが見込まれていますが。 実際、総合診療もある程度おさめ、脳、神経の病気を理解し、きちんとリハビリテーションができる、本職の「リハビリ医」が少ないのが現状です。 大概は、医者は病棟管理という名目の名義貸しで、実際は、理学療法士さんとかがやってる感じ。 リハビリテーション講座をもつ大学も20もなく。 実際、ちゃんとしたリハビリ医を養成している大学は全国に10ないです。 (慶応、慈恵、東海など、有名どころは、名前を出せますね) なので、質問者さんが、本職のリハビリテーション専門医、さらに、脳卒中専門医などのサブスペシャルも持つような、実践派のリハビリテーション医になれば、需要は大きいと思います。 でも、本職のリハビリ医で一人前になるには、やはり7、8年は見込まないといけないと思われます。 可能ならば、リハビリテーション専門医→脳卒中専門医&神経生理学認定医、こういう感じで取得できれば、リハビリテーション医の仕事としては、安泰だと思いますね。 リハビリテーション専門医→整形外科専門医という流れも可能で、そうやってるリハ医も実際、存在します。3年間手術のため国内留学させてもらえばいい。 ダブルライセンスといって、かなり就職の幅が広いです。 脳神経外科専門医は、数ある専門医の中で、難関の一つなので、ついでにとることは出来ません。脳神経外科は、脳神経外科だけ集中して、手術も500件くらいこなして、3年半頑張らないと、まず、合格しない、厳しい試験です。
なるほど:2
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