一般に謂われる「心理セラピスト」は、公的な資格ではありません。 セラピスト養成の為の学院はたくさんありますが、教える内容も学校によって異なっており、その学校を卒業しても、直ぐに職業には結びつきません。 大枠としての心理セラピストの中で「臨床心理士」には唯一、医師の指導の下で患者に対して精神療法を行うことが認められています。つまり「職業」になります。 但し、私的資格を取るための「心理セラピスト学院」とは異なり、四年制大学の心理学科を卒業し、更に大学院で心理学を専攻し、「臨床心理士資格認定試験」(公的資格)に合格する必要があります。 また、外国で日本の大学院心理課程と同等以上の教育歴、および必要な心理臨床経験を2年以上持っている人、及び医師免許取得者で必要な、心理臨床経験を2年以上持つ人にも同試験の「受験資格」(試験を受ける為の資格)が与えられます。 ですので、もしあなたが、大学の心理学科を卒業されていないなら、大学の心理学専攻課程に「学士入学」して2年、更に大学院前期課程で最低2年、合計4年の勉強・研究をした上で、「臨床心理士資格試験」に合格しなければならず、時間的にも、投資費用的にも、かなり大変な資格であることは、ご覚悟下さい。
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