ほぼそれで結構です。 「紛争性のない場合」であれば、行政書士など必要とされません。当事者同士で話し合いをつければそれでいいわけです。 紛争性があるから、専門家に頼ろうとするわけでしょ? 「収入が皆無の場合」には、税理士が必要とされないのと同じ理由です。確定申告をする必要がないから。 紛争性(裁判に至る蓋然性)が出てきた時に必殺技のように行政書士を出してくる人間には「弁護士法違反、アウト!」と言ってやればそれでいいです。 円満に話し合っている段階で、なぜ行政書士のアドバイスが必要なのか全くわかりません。 「報酬の支払い者の立場を有利にしようと考えるのは当然」それを交渉代理といい、弁護士にのみ許された業務です(一部司法書士も)。 「法律の専門家」に至ってはやばいクスリでもキメてるんじゃないかと思いますね。 歴史上の沿革を見ても、行政書士は単なる代書屋です。代書する書類の中でも、法律的に重要なものに関しては専門能力を担保した試験をした方がいいんじゃないかということで司法代書人(現在の司法書士)、海事代理士、社会保険労務士と切り離されてきたものです。残された一般代書人は何の法的専門能力も担保されていません。この一般代書人が現在の行政書士です。 行政書士試験を見て法的能力が十分担保されてると言えるんでしょうか?ハッキリ言えば、行政書士なんて専門的な書類を書かない代書人という定義なんですから(歴史的に見ても)、中堅クラスの大学の現国の入試問題が行政書士試験であってもいいんですよ。ただ、いい加減な書面を書いて依頼人の権利を損ねた歴史もありますし、最低限の法律だけ学ばせておこうという意味で法律の問題が出るだけです。ちょうどいい程度に難しい文章でもありますしね。 行政書士を「法律の専門家」というのは、免許取りたてのドライバーを「車のプロ」と呼ぶのと同じくらい馬鹿げています。 2ちゃんねるで、famousなのかnotoriousなのかはともかくとにかくwell-knownである行政書士(自称)に「ろんめる」と呼ばれている人がいます。この人は行政書士の能力を異常に過大評価している人です。行政書士制度がきちんと機能していればデング熱騒動もなかったし、アメリカで起こった、マリファナ入りのお菓子を食べてコンゴからの留学生がホテルの4階から転落死した事件も行政書士なら防げたんだそうです。なぜそうなのかさっぱりわかりませんが、ここまで行政書士を過大評価している人ですら、行政書士は法律の専門家というのは否定しています。 彼が言うには、法律に則った解決の前に「交渉による解決=自治」がある。契約自由の原則により、話し合った結果の「契約」を結ぶことのほうが優先される。「契約」に至らず決定的に意見が対立してしまった時のために法があるのであり、そこで法を持ち出すのが「司法」である。弁護士はこの「司法」の専門家である。一方行政書士は「自治」「契約」の専門家であり、このため物事の解決にはまず行政書士があたるべきなのだ・・・というようなことらしいです。その論において、具体的に行政書士がなし得ることは?と聞いても答えられない残念な人ですが、多少妄想癖のありそうなこういう行政書士でも自分は法律家という方向には持って行けなかったということが重要でしょう。 長くなりましたが、要するに「法律の専門家である行政書士にこの件おまかせください」と言って行政書士が出てくるような状況はもう既に行政書士のやれる範囲を超えていると言うべきであり、弁護士法違反だといえばだいたいOKだということです。 行政書士の仕事は許認可書類の作成や車庫証明、入国管理など、すべて基本的に「依頼者からお願いする」という形でしか発生せず、(関係者の誰かからの依頼があったにせよ)この問題、私にお任せ下さい、と行政書士がしゃしゃり出るというようなシチュエーションはありません。関係者の誰かから見て「行政書士がしゃしゃり出てきた」と思えるような関係があるなら、それはもう行政書士の業務ではないのです。
なるほど:2
行政書士が関係したからといって、すぐに弁護士法違反というわけ ではありません。 法違反になるのは、紛争性が出てきた場合です。 当事者間で争いになってしまったときですね。 円満に話し合いが進んでいる状態では、法律の専門家である行政書 士のアドバイスは参考になるはずです。 ただ、脅迫的な言動をした場合には、弁護士であろうが行政書士で あろうが犯罪になります。警察に告訴・告発できますよ。 行政書士の場合は、さらに弁護士法違反(刑事罰があります。)で 警察に訴えればいいと思います。 なお、報酬の支払い者の立場を有利にしようと考えるのは当然です ので、言われたからといってすぐにOKするのではなく、他の人の 意見も聞いたうえで最終的な結論を出すようにしましょう。 行政書士が出てきた段階では、さほど心配するほどのことはありま せん。弁護士が出てきたら、相手は「ケンカするつもりかも!」と 思ったほうがいいでしょう。一言一言慎重に話す必要があります。 後日、裁判の際に不利になる可能性がありますから‥‥
なるほど:1
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