激務といえます。正直世間的には実際の勤務状況が不明だと思いますが。 税務署では、窓口での相談業務や内部的な事務処理及び総務事務を行っている人も、調査事務を行っている人も、全員「財務事務官」という官職です。 国税専門官とは官職名ではなく採用の試験名にすぎません。 税務職員の採用は国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)=旧国家Ⅲ種(税務)、国税専門官試験(大卒者試験)、国家公務員総合職試験(大卒、院卒程度)=旧国家Ⅰ種の3種類です。旧国家Ⅰ種については税務官僚です。 採用されると原則的には全員男女を問わず「税務調査」担当者になるべく研修を受け配属されます。以後適正などにより内部事務、総務事務に異動になり、約2年~4年で再移動になります。また職名として「国税徴収官」「国税調査官」「国税査察官」に分けられます。 定年前に役職もつかず内部事務を行っている人の多くは、何らかの事情で配置されている場合が多いため「いわゆるザ・公務員」=「定時に終わって責任も何もない仕事をしている」という場合もあります。外部の方は、このような職員としか税務署窓口で接触することがないため「税務署は楽勝そうな官署だな」との感想を持つ方もいます。 しかし、多くの職員は調査事務に従事しており、基本的には日中は調査のために出張しています。そのため机についている職員はごくわずかです。 最近は残業も予算の関係上少なくってきましたが、それでも調査のため過酷な勤務時間を強いられている職員もいます。 また、時間的なキツサもさることながら、精神的なキツサで心身を病む人が多い職場でもあります。納税者との対応や、ノルマ、部内でのパワーハラスメントに近い扱いなどが主な理由です。実は税務調査にも種類がありまして、「任意調査」と「強制調査」です。一般的に税務調査とは「任意調査」です。すなわち納税者に対して調査に協力するように説得しなければならないのです。これがなかなかにキツいのです。(強制調査は国税査察官=マルサの行う調査) 税務職員で調査担当をしている職員は他の公務員と違い「ノルマ」がかせられます。調査件数、調査による獲得税額、悪質な脱税行為の把握件数、情報収集件数などなど。 公務員なのに「ノルマ」?と思われるかもしれませんが、これは税務署が税の執行機関であるがゆえに税金の取り漏れは絶対に許さないという国家使命からくるもです。そのため国家の予算たる歳入の予定には毎年税務調査によりどのくらいの税の増加が見込めるかという金額がおりこまれているくらいです。 税務調査担当者は昔から「請負の仕事」と言われるぐらい専門性と熟練の技のような技能が必要だと言われてきました。なぜなら、知識だけではいかんともしがたい職人のような感覚が必要だからです。「いわゆる鼻がきく」というやつです。 脱税行為の手法は数限りなく、また、年々巧妙化しています。それらを調査して把握するには勉強で得た知識だけでは無理だからです。警察の刑事さんと同じようなことです。 もちろん税務署内ではこれら経験の蓄積を体系化し、多くの職員が研修により身につけいようとしていますが、習得が早い職員もいれば、できない職員もいます。 門外不出の「調査法」というやつです。 税務署でよく言われるのが、調査官として役にたつのは「学歴」ではないということです。たとえ一流大学を出ていても高卒の担当者の方が優秀ということがよくあります。 また、勉強ばかりしていた人より、よく遊んでいた人のほうが世間をよく知っている場合が多いため調査官として優秀になるとも言われます。 「友達が少ない人が向いていないか」とは一概に言えません。しかし人と話をしないといけない仕事であり、人を説得しないといけない仕事であることは間違いないです。 税務署の調査官に求められるのは「説得力」です。いかにして人を納得させるかとう力です。その意味では民間企業の営業職のようなものともいえます。 また職務の特殊性により必ず転勤はあります。一か所に長く勤務すると癒着などがあるかです。 採用が国税局単位で採用されますので原則的には国税局管内での異動となります。異動時期は他の公務員と違い確定申告が毎年3月にあることからその事務が一段落した夏7月に行われます。その面では子供さんのいる職員は必ず転校が伴うなどの生活面における負担もあります。 激務ではありますが、その分専門性を考慮され他の公務員よりは給料面で優遇されています。使命感、正義感のある方は目指してみるのもいいでしょう。 ちなみに、 映画「マルサの女」シリーズが最も実際に近いです。この作品をみればいかに激務かわかると思います。 上記以外にもドラマ「トッカン」「税務調査官 窓際太郎の事件簿」「ナサケ女」・・・etcなどありますが、これらはフィクションの要素が強くあまり参考にはならないと思います。
2014/11/30 03:04
なるほど:11
rea********さん
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更新日:2026/03/01
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