ご存知と思いますが、少し前まで外務省は外交官試験という形で独自の試験を行っていました。この試験自体は国際法や語学等の力をしっかりと問うて、面接などを行う、きちんとしたものではありましたが、人事院が管理する、一般の国家公務員試験のように客観性が担保されていると断言出来なかったのも事実です。 そして、外務省の職員には他省庁と比較して外交官の子弟が異常に多いという事実があったのも、これまた事実です。 ですから、独自の試験が行われていることと、外交官の子弟の多さのと間に因果関係があるのでは、といった疑念があったわけです。そこで、10年ほど前から外交官試験が廃止され、一般の国家公務員試験に統合されたわけです。 しかし、誤解のないように言っておくと、かつて外交官の子弟が多かったといってもひとつの年次に数人いるかいないか、といった程度のことであって、外交官の子弟がゾロゾロいるなんてことはありませんでした。しかし、他省庁にはそもそも親子で同じ省庁に務める例など滅多になかったのですから、これは確かに異例ではあったでしょう(例えばですが、20人に1~2人とすれば、確かに多いと言えるでしょう) 現在は外務省の入省試験も一般の国家公務員試験に統合されましたので、そもそもこの試験に合格しないとどうしようもありません。ですから、その段階でコネが働く余地はなくなりました。その後、採用段階で何らかの力が働く可能性は皆無ではありませんが、まあこの点については他の省庁も同じことでしょう。要するに、一般の外務省志望の学生が、あまり気にすることはないということです。 なお、「東大でない場合は身内に外交官がいる人が優先される」なんてこともありませんよ。かつての外交官試験の時でさえ、別にそういう傾向もありませんから。
なるほど:1
はい、もちろんです。国家総合職試験をぶっちぎりのトップから50番以内なら、出自は問われないでしょう。 それから外務官僚にコネ入省はありませんよ。やはり国家総合職試験の合格者ばかりです。決して頭は悪くありません。ただ東大以外でも可能性があるとすれば、身内に外交官がいる学生が優先されるということです。 東宮妃・雅子さんの例はご存じでしょう。父親は外交官、彼女も東大です。両方揃っていますよね・・・こんな方が外務省にはゴロゴロいるということです。 その他に東郷茂徳・・・外交官から大戦中は外務大臣を務めました・・外務省事務次官を務めた東郷文彦は女婿。元ワシントンポスト記者の東郷茂彦、元オランダ大使・外務省欧亜局長(現:京都産業大学教授)の東郷和彦は双子の孫。
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