解決済み
鋼構造の図面を書くとき、接合部分を溶接ではなくボルト合わせにします。 接合部分全部が全部ではありませんが、ボルトの方が 強度ありそうで かつ、取り外しもでき 改造しやすい 理由から 極力ボルト取りにしてるのですが、 とある日 お客さんから「ボルトより溶接の方が強いんですよ」と 言われました。 ・・・・・・・・・・・そうなんですか?
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鉄骨(形鋼)の接合部(仕口)ですね。 仕口の形状は場所、大きさ等によって溶接とボルト(ハイテンションボルト、トルシアボルト等)で使い分けます。 <強度> 溶接 : 溶接工の腕にもよりますが、工場製作して検査で全数確認すれば、素材強度と同等と信頼できます。 現地溶接の場合は信頼性が落ちるので、素材強度の60%程度しか得られないとして設計します。 ボルト : 主に現場接合の仕口で使用します。トルクレンチで管理して施工すれば、誰がやっても信頼できます。 接合に使うボルトの本数は、きちんと素材強度を100%確保できる本数を使用します。 → 単純に強度を比べたら、溶接≦ボルトです。 <施工性> 現地施工性は圧倒的にボルト接合が良いです。 鉄骨造は柱や梁を工場で製作して、バラバラの状態で現地へ運び、現地で組み立てます。 ボルト接合の場合はボルトの部分が出っ張って、どうしても他の設備と干渉して支障がある場合があります。 この場合は、部分的に溶接接合を採用する事を考えます。 この点では溶接構造だと、余分なものがついてないので、見た目がスマートになります。 なので、ほとんどの場合、輸送上の制限一杯までは、極力溶接構造で工場製作し、現場接合の部分はボルト として使い分けるのが一般的です。 <改造> 改造の場合の施工性も、圧倒的にボルト接合が良いです。 仕口で使用するハイテンションボルトは、トルクレンチでキッチリ締付けてあるので緩みません。 なので、改造する場合はボルトをガス切断して仕口を切り離します。 再接続する場合は、新しいボルトで再度締付ければ接続できるので、改造は容易に出来ます。 >「ボルトより溶接の方が強いんですよ」 というのは間違いです。 その方は、技術屋さんでは無くて営業の方ではないですか。 上記の事は設計上では初歩知識として、技術屋ならば常識の範囲です。 貴方は製図屋さんと思いますが、製図上でもこの位の基礎知識はあった方が良いので、 設計入門書等で勉強しておくと良いですよ。
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装置架台の場合は、溶接構造にて作図しています、殆んどボルト止めには致しておりません。 建築の支柱、梁などはボルト止めが多いようですが。
規格に合ったボルトは強度も平均化しておりますが溶接は作業者の技術、溶接棒の乾燥の具合により変わりますから溶接よりかボルトが使用されてる理由だと思います。
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