社会福祉士の役割・業務内容について教えて下さい。

Question

社会福祉士の役割・業務内容について教えて下さい。急性期病院、回復期病院、老健の社会福祉士の役割・業務内容について教えて下さい。

老健に興味があり、昨年老健に10日間のプチ実習に行きました。しかし、実習後老健swに対して感じたイメージは「サービスマン・営業マン」です。
理由は、新しく入所される方が来たらウェルカムオーラ全開で出迎え、又は公用車で迎えに行く、そして部屋まで荷物運び、介護・看護職が忙しそうならサポート。退所するときも荷物運び。(これが信頼関係に繋がると自分なりに考えたこともありました)
また私が施設にお邪魔した当時、
退所が入所を上回りベッドの空きが目立っていたために、穴埋めのための営業活動(入所だけでなくデイサービスについても行っていました)、
復帰率の目標数値に日々イライラしているようで、
常に数字や利益を気にする一般企業のようで、swの専門性をあまり見出せませんでした。
(もちろん施設運営を考えるために利益を出すことも大切な事だとは思っています……
急性期や回復期病院でも営業活動はするのでしょうか？？)

今、次の本格的な実習を、急性期病院、回復期病院、老健のどこにお願いするかで迷っています。
プチ実習では10日しかなかったから老健swの専門性が分からなかったのか、それとも本当に老健swとしての業務に興味が無くなってしまったのか…。
講義で急性期と回復期病院でプチ実習した人の発表を聞いて、病院のsw業務に関心を持つようになりました。
急性期や回復期に関係無く、
病院のswと老健swの業務がどの様に違っているのか、またそれぞれの魅力やデメリットよのうなことなど、どんなことでも構わないので情報を下さい。
お願いします。

Answer 1

私は社会福祉士・精神保健福祉士の医療機関に勤めているソーシャルワーカー（以下：SW）です。

まず、なぜ社会福祉士・精神保健福祉士が国が認めている国家資格であるのか考えると、国の医療・介護費負担を抑制するためにSWが適切な福祉サービスに繋げる事を求められています。

だって、入院治療も不要な患者が社会的入院して、中には過剰に医療を受けている人が居ますよね。

それやっていると、日本が世界に誇る皆保険制度が消滅しちゃいます。そして、人が必要な時に適宜に医療を受ける事ができなくなります。これ、人権侵害です。

だから、そんなことを防ぐために社会福祉士・精神保健福祉士（SW）が国家資格として認められているのです。つまり、国家資格である以上は、国益（黒字を増やすことではなく、赤字を縮小させることです。）を求められているのです。

ですから、病院SWは自分の病院に勤務先のポテンシャルを提供できそうな患者を探し、適宜適切に医療を提供できる住みよい地域をつくれるよう、患者探しをします。

老健も空床があれば、病院の過剰医療を防ぐために病院に行って患者を探します。対地域では孤独死無いよう入所対象者探し、適宜適切に介護入所サービスを提供できる住みよい地域をつくれるよう、患者探しをします。