よくドラマの就職面接のシーンで、主人公が自己PRか何かをしてる時にふと何かを思い普通の就活生が言わないようなこと(何かを…

Question

よくドラマの就職面接のシーンで、主人公が自己PRか何かをしてる時にふと何かを思い普通の就活生が言わないようなこと(何かを語りだしたり)を言ったりやったりして、「あ、すいません」みたいになって後日、採用の通知が届くみたいなのってあるじゃないですか？
あれって実際やったらどうなるんですか？やっぱり面接官の印象に残って採用されたりするんですか？

Answer 1

元新卒採用担当の面接官です。なので相手は学生さんのみでしたが…

ああいうシーン、見ていて「このタイミングで何か降りてきたか～、うまいことできてんな！」って思いますよね（笑）。実際に面接官をしていましたが、そういう子は見たことがありません。でも、実際にそういう人がいたとしたら気にはなりますよね。会社の採用方針にまったく引っかからない部分で「突然の覚醒！」であれば「あの子面白かったね～」程度ですが、ばちっとはまった部分で面接官の心や情に訴えるものがあれば、そういう可能性もあるかもしれないと思います。

ちょっと違うかもしれませんが、漫画『宇宙兄弟』で主人公が宇宙飛行士採用面接の際、最後の質問として「Did you find something new about yourself,recently?(最近自分のことで何か発見したことは？)」とJAXA理事長から聞かれます。そして苦し紛れに「みんなよりシャンプーが良く泡立ちます」と答えました。あれは大正解だと思います…私個人としては。

宇宙飛行士の面接でそうだとはいいませんが、一般企業での面接の際、面接官の最大の関心は結局のところ「この子が自分たちと一緒に働くパートナーとして、アリなのか、ナシなのか」です。質問に対してきちんとした返答が返ってくるのはもちろん好ましいことですが、「○○について○○であるからして○○であるべきだと思います！」と「まぁ、そうですよね」としか言いようのない理想論などでピカピカ光られるよりは、プッと笑ってしまうような答えが返ってくるほうが断然、人として好きになれそうで、ずっと一緒にいるならこの子の方がいいな、と思うのは私だけではないと思います。

もちろん、面接官（きちんと勉強した、を付け加えます）は採用に関する様々なメソッドに基づいて面接を組み立て、選考を進めますので「好きだから」だけでは採用はしません。

しかし先ほどの『宇宙兄弟』での一場面…その後主人公の採用について意見が分かれたJAXA職員の２人はこう会話します。「大事な飛行士の審査に私情をはさまないで頂きたい」「…情をはさむなってんならパソコンにでも決めさせりゃいい。人を選ぶのは結局人の"情"の部分でしょう」と。私はここに、あなたの質問への答えがあると思いました。

Answer 2

採用されることもありますよ！