教えて!しごとの先生
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今年で高校生になる者です。 小説家や脚本家など、文学系の職業を目指しているのですが、目指しているばかりで何もできてない…

今年で高校生になる者です。 小説家や脚本家など、文学系の職業を目指しているのですが、目指しているばかりで何もできてない事を不安に思っています。 今からそのために努力できることってなんですか?

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回答(2件)

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    1)体力増強。これは必須。 2)熱中すること。好きなら続く、続かなければそれほど好きではなかっただけ。(ギタリスト告井延隆さん伝) 3)ものの考え方の幅を知る。考えること、それは否と言うこと。(哲学者アラン) 4)技法としては、僕は写本を第一優先として勧める。あらゆる技術の獲得は模倣から。詳細は「美学辞典」(佐々木健一著)を参照。美学は哲学のジャンルですが、クリエイター志望には、この本は評判が良い。考える糧になる。 5)明解クラスの小型辞書は、いつも持ち歩いてすり切れるくらい使う。電子辞書ではなく紙のものが良い。僕でも1冊はズタズタになって捨てた。辞書は読むものととらえる。 いくつかの外国語もこの調子でやるといいでしょうね。漫画「ゴルゴ13」のネタは世界中から集めています。外国語が堪能なら、今はネットで現地の話題から学術研究までいろいろ読める。 6)人と同じように遊ばない。人と同じように生活していたら人より抜きんでることはできない。(写真家橋口譲二さん伝)僕は、このことを「賭け金」と呼んでいる。人生という名のギャンブルです。賭け金がでかいほど、当たったときの稼ぎは大きい。まあ。たいてい人と遊ぶのが馬鹿らしくなるので、我慢することはわずかだと思う。どちらかというと孤独との闘いになるのではないだろうか。生活は、ものの見方にも大きく影響する。 7)願いは、不思議なもので、たいていなんらかの形で実現する。これは幾人かの著名人も言っているし、僕自身もそう思う。もちろん、実現しないものもあるが、それも「賭け金」のうちでしょう。うまくゆかないことを嘆く必要はたぶん、あまりない。残念なことだけど。うまくいったときに、愕然とすることのほうが恐ろしい。 僕自身の筆力のベースはラブレター。企画構成やレトリックは、大学での社会学研究が有効打。職業としてのコツは、その職業に就いてから学んだという感じか。映像製作(プロデューサーだったが、簡単な脚本や演出は自身でもやった)、雑誌ライター、小説家。気づいたのは、雑誌原稿と小説の文章は、「日本語の語法が違う」ということ。これは、僕が小説を馬鹿にしていて好きでもなかったために、知らなかったという部分も大きい。 高校時代は生徒会会長だったことあって文章は書きまくったが、どちらかというと論理優先型だったので、味わいを出せるところまではゆかなかった。エッセイ的なものはセンスが必要ね。もちろん、読むことと書くことは異なるので、書かないと上達はしないし、最高のものを知らないと上達のしようがない。 よく「才能」などという言葉でごまかされるが、artには技術という意味がある。senseは「感じ取る」だけでなく「意味づける」ものである。つまりは修練次第でいかようにもなるということ。

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  • 現役シナリオライターとして回答させていただきます。 まず、小説家や脚本家になろうとするときに、多くの人が勘違いしていることとして 「執筆をとにかく繰り返せばうまくなる」 「既存作品を模写すればうまくなる」 というのがあります。 プロになるために必要なのは、ストーリー構成のロジックと表現の技法、ルールを完全に理解し、それを守って作品を書くことを繰り返し、レベルの高い小説や脚本を鑑賞して、テクニックを実践応用例として論理建てて覚えていくことです。 脚本の初歩中の初歩の技術でリトマス法というのがありますが、これは登場人物がどういう人間なのか、何を頭の中で考えているのかというのを特定の状況を用いて表現する技術です。 例えば、目の前の道路に一万円が落ちていたとしても、それをすぐにくすねてしまう人間なのか、警察に届けるのか、一旦、人目のつかないところに隠しておいて、お金が必要になった時に改めて拾いに行く人間なのか、ネコババするつもりで拾ったとしても、用心深く誰かに見せびらかさないように財布に隠し、持ち主が現れたら気前よく返して善人を装う人間なのか、という反応の違いで、人間の表現は全く異なります。 これが、ロジックを全く使っていない人だと「俺は金に汚い貪欲な人間である」と、ただ地の文で書いたり、セリフで独り言を言わせてしまったりと、表現が狭くなってしまいます。 小説ならまだしも、映像脚本では、これを表現するために、どうカメラで写していいのか、これでは全くわかりません。 また、ロジックを使っていない人はプロの制作した脚本や小説の、どこを学べばいいのかわからなかったり、駄作と名作の違いの見分けがつかなかったりと、極めて時間のロスが多いです。 そのため、そんなルールに従う気持ちもなしに、適当に書くことを繰り返しても、プロとして通用するようなレベルには全くなれません。 ですので、小説家になろう、などの投稿小説サイトなどで、ひたすら書くというのはプロになるためには最も遠い行為であるというのが、ゲーム業界やオタク業界では定石となっています。 映像脚本や小説などの勉強においては、シナリオ・センターという脚本学校が、日本で最先端を進んでいると言っていいでしょう。 そこの学校が用いている教科書の、一番基礎のレベルのもので シナリオの基礎技術 著者 新井一 というものがありますが、これは業界の一線で活躍しているシナリオライターや漫画家、小説家が必ず読んでいるバイブルとされておりますので、一度目を通してみてください。(アマゾンなどでも販売しております) ストーリーを作るというのが、どれだけ感性に頼らない、緻密なロジックとルールの組み立てで出来ているかというのが実感できるかと思います。 また、プロの文筆家はプロデューサーやディレクター、編集者などから「ここの部分を、このように修正して欲しい」とか「今の売れ筋要素はこういうヒロインやこういうストーリーだから、この要素を入れて書いて欲しい」などの要求を飲んで制作することが多いため、それに応えるためにも、ストーリーの構造やルールを知らないと、全く対応できなくなります。 あとは、若い頃から自分の足を使って様々なところに出向いて、未知の経験をするという形で取材をしたり、自分なりの専門知識(科学、政治経済、IT技術、スポーツなどなど)そういう、様々な雑学を身につけておけば、それが作品作りをより深めてくれたりします。 参考になれば幸いです。

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