こんにちは。私は動物園の飼育員ですが、解る範囲と共通する内容を交えて回答いたします。 ●飼育員になるためには ・どんな資格などが必要か 獣医師免許、博物館学芸員、生物分類技能検定2級、小型船舶操縦士免許、潜水士免許、他は水族館によって違うと思います。 ・これはできた方がいいという教科はありますか? 生物(当然)、語学、他できた方がいいというより何の教科でも満遍なくできて損なことはありません。 ・具体的にどんな部門があって、どんな仕事をするのか。 飼育展示部門:動物の飼育展示、機械設備管理部門:各種機械類の運転・整備、事務部門:事務処理、 ・また、その仕事のやりがい、辛い所は何か やりがい:動物の繁殖や御利用いただいたお客様に喜んでいただけた時、辛い所:私の場合は上司のパワハラ ・飼育員にはどんな人が多いか 基本的に生き物が大好きな方が多い ・その他これは言っておいた方がいい、という事もお願いします。 どうすれば飼育員になれるかは、本当によく解らない業界です。例えば公立動物園を例にとれば、動物飼育を単純労務作業と位置付けている自治体では大学卒は受験資格すらありません。また、専門職と位置付けている自治体では大学卒や大学院卒がバリバリ働いているところもあります。これらの場合は地方公務員試験を受験し合格・採用される必要があります。また近年は、指定管理者制度の導入で公立動物園の飼育員でも自治体の職員ではなく指定管理者の職員、すなわち地方公務員ではなく団体職員や会社員である場合もあります。この場合は正規採用だけでなくアルバイトである場合もあります。従って正規雇用の飼育員になれない可能性の方が高いと思います。ですから、万一飼育員になれなくても、或いは飼育員になって働いてみて「自分は飼育員に向いてなかった」と気付いても、その後の人生の修正が必要になると思いますので大学に行って専門的な知識・技術を身につけておく事をお勧めします。専門学校の学校案内で就職先に〇〇動物園と書いてありますが、動物園は施設名であって、就職先はその動物園を運営している団体や企業です。しかし、そんなことはどこにも書いていません。また、雇用形態についても、正規職員なのか、アルバイトなのかも書いていません。それらを考えてみると、就職先というのは本当なのか、甚だ疑わしく思います。従って専門学校よりも大学を強くお勧めします。
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