Q.行政書士のニーズは? A.ない まあこれだけではちょっとさみしいので、きちんと書いておきますと、ご存知かと思いますが、登記関係書類は司法書士が書きます。税務関係書類は税理士、知的財産関係は弁理士、船舶関係は海事代理士…とそれぞれ専門分野が決まっています。 行政書士は、それら専門性の高い士業の専門分野を除いた、どうでもいい書類を書くのが仕事です。文盲率が高かった昔ならいざしらず、今ならネットで調べてワープロでカタカタで終わる書類です。 一応弁護しておきますと、やり慣れている人間ではないと非常に難しい上に実質的に役所との協議が必要な、許認可関係書類を専門に運営していらっしゃる事務所もあります。しかし、そういう顧客でまともなところはほとんど古参の行政書士が押さえている状況です。新人の入り込む余地は無に等しいです。 できては潰れを繰り返す業種専門の許認可をしている事務所もあります。でも、「できては潰れを繰り返す業種」って、具体的に何だと思います?おネエさん派遣業ですよ。そんな仕事をしていてお日様の下を歩きたくはないでしょ? 入国管理を専門にやっている行政書士もいます。しかし、それも外国語ができなければ仕事にならず、さらに英語・スペイン語・中国語・韓国語などニーズの高い言語の専門行政書士は飽和状態で、違法入国の手引をして生きている行政書士がたくさんいます。このため、東京都行政書士会はまるごと行政の監視下にあります。いわば「反社会的集団」扱いなのです。 最近の行政書士は「民事法務」をやりたがる傾向があります。一般人が法的トラブルに巻き込まれた時、相手方に対する要求を文書にまとめ、内容証明で送るというものです。しかし、これは弁護士がやるから「場合によっては訴えるよ?」というプレッシャーを相手に与えるわけで、行政書士が書いたものに法的な意味はほとんどありません。某漫画のせいで行政書士の内容証明がかなり過大評価されていましたが、最近は実態がかなり知れてきました。 あまり詳しくない人をびっくりさせる効果くらいは期待できるかもしれませんが、これをやっていた行政書士が弁護士会に訴えられて、高裁レベルまででこの行為は非弁行為だと判断が出ました。この行政書士はこれを最高裁に持ち込みました。1審、2審の判断が3審で覆ることが少ないのはご存知のとおりです。つまり、「民事法務」ができなくなるまでタイムリミットはあと僅かです。 そうなると、行政書士は本当にどうでもいい書類、たとえば2枚のハガキ大の厚紙に男女の名前を書いてハートマークでも書いて、「交際契約書」と称するなど(これは今も実在します)を書くしかなくなるでしょう。 行政書士には「受任義務」というものがあります。正当な理由なく依頼を断ることはできないのです。いまの行政書士は好き勝手にあれが専門これが専門と仕事を選んでいて行政書士法でも一番守られていない規定のひとつですが、なぜこの受任義務があるか。「誰が書いても同じだから」です。およそ字の読み書きができるくらいの人間なら、誰が書いても大差無いような書類を書くのが行政書士の仕事なのです。 各有資格者が「自分の専門はこれ」と決めて報酬も自分で決めて、というのはもう既に行政書士法の想定するところではないと言えます。どうしてもそうしたいのならば、一旦行政書士制度は廃して、新しい資格制度を作るべきでしょう。 行政書士はそういう資格です。
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私が思うに、この資格を取ってから以降のことを考えているのか否かで ニーズがあるか、どうかは変わると思います。 要するに、自分自身ですね。 資格を取り、それを利用して、どのように貢献したいのか?これを考えているのか否かで 変わると思います。活かしきれている人は、この資格で生活しています。 この資格を取得すると書ける書類が広範囲なため、1人で全部するのは無理に近いでしょう。 だからジャンルを絞り、行うのです。その時、どのジャンルにするか、自分のマーケティングセンスが問われるのです。 ただ、試験が難関なため合格するまでは金銭的に辛いと思います。残業しながらは難しいので 短期的に見たら辛いですが、長期的に見たら生涯働ける(本人が元気なら、退職以降の60歳以上も可能です)資格のため、(だから「資格」といえど、ほぼ「免許」に近いと思っています)長い目でみて考えると、大変良い資格だと思います。最終的には開業、実務家として辿り着く方が多いので、今のうちから人脈作りに励んでみたらいかがでしょうか? 本気で行うのなら一度、TACや大原等の「資格塾」の無料講座等にいき、実際に勉強されて今、行政書士として活躍されている人に直接会いに行くことが一番、有力な情報をつかめると思うので、参加してみてはいかかでしょうか?(ネットは批判や意見も多く「事実」がわからなくなります)
なるほど:1
「資格は取ったけど」就職できない若者を量産し、就職にあぶれた資格保持者を激安賃金で非正規雇用する。一度入ったら抜け出せない(?)資格スクールの裏側に迫る。 「資格を取って稼げている人は、私の実感で1割程度。そこで、かつて資格を取るために通っていた学校に戻り、ファストフード店以下の労働条件で働かざるを得ない人がゴマンといます」 かつて大手資格予備校で講師を務めていたSさん(39歳)は、開口一番そう実態を語る。Sさんの勤めていた資格学校は、このような「資格は取ったけど食えないOB・OG」を実に2000人も雇用。といっても、正社員として一生面倒みてくれるワケもなく、「業務委託」として時給1000円ほどで講師の仕事が割り振られるだけ。それでも人気講師になればシメたもので、大半はろくろくお呼びも掛からず、「年1回だけしか講義させてもらえず、年収5000円の講師もいた」という。 資格を取れば、バラ色の人生が待ち受けていると匂わせ、その結果がコレ。ほかにも、資格学校には唖然とさせられるウラがある。 資格予備校のパンフレットを見ると、真っ先に目に入るのが「合格祝賀会」の写真だ。そこには晴れ着など正装姿の男女が満面の笑みでギッシリ。「この学校、こんなにたくさんの合格者を出しているの?」とついソノ気になるが、騙されてはいけない。 「私が勤めていた資格学校は、その年の合格者だけではなく、以前の合格者も大勢招いていました。タダ酒が飲める上に男女の出会いもあるとなると、結構、集まるものなんです」(Sさん) ヒドイ場合は、「就職者交流会」と銘打つことで、他校の生徒や独学者まで招いてしまうというから、油断ならない。 資格予備校は、生徒が集まらなければ潰れてしまう。だから、どこも生徒募集に躍起。中には生徒の合格率を上げてそれをウリに集客しようとするマトモな学校もあるが、そうではない学校も。 「講師に駅前でのパンフレット配布をさせるくらいは常識。それどころか、『名簿を渡すから、営業しろ、電話をかけまくれ』と命令されていました。しかも、報酬はゼロです」(同) さらに、Sさんのいた予備校では社長自ら「生徒全員が合格したら、会社は潰れてしまう。不合格者がいるからやっていけるんだ」と語り、不合格者を“リピーター”にするために割引価格で囲い込むことも多々あったという。 難関資格ともなると、5年モノ、6年モノのリピーターもザラだ。そうまで受からないなら別の予備校に通ったほうがいい気もするが、そこにはまた予備校側の仕掛けがあるという。 「予備校には、口のウマさがウリの人気講師が必ずいます。彼ら彼女らは必ずしもいい講義をして、生徒の高い合格率を叩き出しているのではない。『いつやるの? 今でしょう~』の受験予備校の先生ではありませんが、ああした生徒の鼓舞の仕方がうまく、いつしか生徒は先生の虜となり、『おっかけ』と化していくのです」(Sさん) まるで、自己啓発セミナーだ。 いざ、資格試験に合格し、開業したとしても、すぐに客など付くはずがない。そこで用意されるのが、有資格者による「開業セミナー」だ。各種資格予備校もやっているが、中でも悪質なのが「開業講座専門の学校」だ。 「通称“ヒヨコ食い”です。要するに、資格を取得したばかりで右も左もわからないヒヨコちゃんを食い物にしている人や塾が、たくさんあるのです」(Sさん) 中には、6日間で33万円と非常に高額な講座もある。 「内容はお粗末そのもの。まずは自己紹介の練習から入り、営業のロールプレイング、プレゼンのやり方などを教える程度。資格者の夢である本の出版をチラつかせ、『出版企画会議に参加できる』と謳うケースもある。まるで出版計画などないのに。ところが、食われたヒヨコのほうは、SNSなどで仲間に『あの有名な先生から執筆のお手伝いを依頼されちゃいました!』なんて自慢しているのですから、おめでたいとしか言いようがありません」(Sさん) その「有名な先生」とて実際は本業の仕事が皆無で、“ヒヨコ食い”だけで生計を立てていたりするのだ。 このように、「資格学校」の裏には、生徒を食い物にするブラック過ぎる闇がうごめいている。詳しい実態は、『資格ビジネスに騙されないために読む本』(鹿砦社)を参考にしてほしい。
なるほど:1
私は行政書士ではありませんが、以前にお世話になった方の話では、普段は次のような相談が多いとのことでした。 ①遺産の遺言関係の公証 ②離婚協議書の公証 ③外国人登録のサポート ④企業の登記関係のサポート なお、資格試験の合格率は他の士業に比べ高めなので、田舎町でもそれなりの開業者がいます。 そのため、企業と専属契約みたいなものがない方は仕事が少なく、行政書士だけでは食べていけないので、他の資格(社労士や家屋調査士など)を取得してそちらと掛け持ちで開業したり、バイトをしたりしているとのことです。 ちなみに、私の知り合いの行政書士は、36歳で実家暮らし、予備校で事務のバイトをしています。 以上、参考まで。
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