技術士の電気・電子部門を受験したく考えております。 2次試験の実務経験について、自分が該当できるのか教えていただけない…

Question

技術士の電気・電子部門を受験したく考えております。
2次試験の実務経験について、自分が該当できるのか教えていただけないでしょうか。現在、電気工事業の仕事をしております。
職場には技術士の方はいないので、自分の実務経験が該当できるのかが知りたいです。
私が今保有している資格は、
・第一種電気工事士
・1級電気工事施工管理士
・甲種4類消防設備士です。
電気工事の仕事内容は、現場代理人としての施工管理、現場での実施工など、電気工事の業界では大体の仕事内容をこなしてきました。工事規模としては、低圧の一般電気工作物から高圧の自家用電気工作物です。
自分の気持ちとしては、受験し合格を目指したいのですが、まず受験資格があるのかがよく分からずいました。
どなたか、詳しく教えてくださる方がいらっしゃいましたらご回答お願いいたします。

Answer 1

この質問は、

・マンジュウ恐い
・ムカデ級の蛇足
・スタートラインに立つ前にバナナの皮を踏んでコケた

という内容です。

簡単に結論を述べますが、
技術士２次試験の受験資格は、

何でもアリ

です。

電気電子を受験するのに電気電子の経験０でも構いません。

何の分野でもいいので、科学技術に関する経験を年数分揃えて来て下さい、というのが受験窓口の姿勢です。

質問者の経験から、
・第１種電気工事士の免状取得の実務要件
・消防設備士甲類の受験資格となる学歴や資格など
・１級施工管理技士の実務経験要件
といった範囲が限られた幾分か厳しい内容のことを念頭に置かれているのでしょうが、
技術士に関しては制限がありません。

無論、受験に伴って必要なペーパーではそれ相応の内容が無ければ困りますが、受験資格という観点では何でもいいのです。
だからこそ電気や水道などの設備系や機械、森林なども含めた建設関連の実務経験に基づく受験者が８割を超えているのです。

最後に実務経験の変わり種を紹介しておきます。
・医師←マニアが多いので意外と沢山いる
・心理学研究者
・物理経済学者←物理学で経済を理論付ける、日本にはまだ少ない学問分野
・芸術系の方々
音楽理論研究者や水彩画工学研究者などのお歴々（東大に多い）

もうすぐ漫画工学とかアニメ工学とかの研究者が技術士電気電子部門を受験する世の中かもしれませんが。

Answer 2

技術士という資格は、技術士法と言う法律で規定されておりますが、
その法律の第二条に｢技術士の定義｣というのがあります。ここをよく読んでみてください。
特に後半部分（前半はどうでもいいです）
技術士とは、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする計画、研究、設計、分析、試験、評価およびその指導の業務を行うもの、みたいな事が書いてあると思いますが、

この、「計画、研究、設計、分析、試験、評価およびその指導」の部分が、技術士としての実務経験という事になりますが、
｢施工管理｣や｢現場での実施工｣は入っていない事に、お気づきでしょうか？
過去の情報によると、上記と関係ない実務経験を願書の経歴書に書いたために、二次試験の口頭試験で｢この分の経験は経歴から差し引く｣と言われた受験者もいるとのことです。

ご質問者様の場合、受験は出来ますが、単なる施工管理だけでは、合格させてもらえない可能性があります。

ただし、施工管理の中でも、施工管理する上で難しい問題があって施工方法を工夫して計画したり、それを解決するために試験したり分析したり、データを評価したり・・・という経験があれば、技術士としての経験として認められると思います。

技術士二次試験の受験願書にはご質問者様の経歴を書く必要がありますが、単に｢○○の施工管理｣と書くのではなく、技術士の定義に出てくる上記の用語をからめたような経歴書を書くように注意してください。

Answer 3

あなたがすでに保有している資格は，技術士試験にはまったく関係ありません。
実務経験として，あなたの仕事は，まったく問題なく，十分です。
ただし，その実務経験をあなたの勤めている会社に証明してもらう必要があります。
受験のためには，あなたの実務経験を証明するため，願書に大きな会社であれば事業所長，小さな会社であれば社長の印を押してもらう必要があります。
一方，２次試験の受験には，あなたがすでに１次試験に合格していることと，実務経験の年数が受験資格に達していることも必要です。