広告業界には広告代理店がいて、不動産業界には不動産仲介業者がいますが、なぜビジネスにおいて「仲介人」が必要なのか理由やメ…

Question

広告業界には広告代理店がいて、不動産業界には不動産仲介業者がいますが、なぜビジネスにおいて「仲介人」が必要なのか理由やメリットを教えてほしいです。

できれば細かい根拠などもあると助かります。

Answer 1

仲介人がいるほうが、スムーズに進むからです。

広告代理店は、主にメディアの広告枠を広告を出したい人（会社）に
売る仲介することを業務としています。例えばメディアがTVとすると、
売り手は少数ですが、買い手は何社もあります。売り手が、買い手と
それぞれ交渉していたら、大変なことになります。TV局で人を沢山
雇って、交渉しなければなりません。いちいち何百社と価格交渉を
するよりも、どの枠をいくらと決めて、一括で広告代理店に販売する
方が簡単です。
そのため、広告代理店の商売が成り立つわけです。

当然すべての業界で、仲介業がずっと成り立つわけではありまえん。
例えば、電器や自動車業界では、１９７０年台くらいまでは、自分で
海外の販売網を構築できなかったので、商社（総合商社）が、代理店
（仲介）をして、手数料を稼いでいました。海外の情報や、語学力
ノウハウは不足していたことから、商社の仲介業が成り立っていた
わけです。

その後、日本の製品は世界中で売れるようになり、海外の情報やノウハウ
も蓄積されました。各社は商社を通さずに、自前の販売網を通して販売する
ようになりました。今は、情報やノウハウが蓄積することが難しい地域で
あるアフリカや、旧東ヨーロッパエリアくらいしか、商社は起用されていません。