解決済み
不動産の評価額について、一定の証明力がある鑑定書を発行できるのが不動産鑑定士です。 大きな企業になってくると、監査が必要で、監査人や投資家に、「我々が持っている不動産はこれだけの価値がありますよ」というのを誰かに証明してもらわなければなりません。 特に最近は不動産の時価評価金額の開示が必要になっており、定期的に不動産の鑑定が必要になってきています。 宅建業者の価格査定では、こういった外部機関に対する証明としては弱いため、不動産鑑定士の出番になります。 ただ、どの士業も人数が増えすぎてきていて、昔ほどうまみはなくなっているようです。 【補足に対する回答】 私は会計士ですが、監査を行なっている上では、不動産鑑定士の仕事はむしろ増えているように感じます。
他の質問でも同様に回答しましたが、鑑定というのは球技で言えば審判です。友達が集まって野球の試合をする時に金払って審判を呼んでくることはないでしょうけど、プロ野球で金もったいないから審判は置かず攻撃側の暇な選手が審判するって事はないですよね? では不動産の世界で公式審判が必要なのはいつか?Jリートなど不特定多数の人に情報を開示しないといけない場合に、内部の人間(つまり利害関係者)が査定した価格で参加者は納得するかと言えばしません。上場企業が決算を発表した後、公認会計士に監査を依頼するのは自社の決算に不正がないのを第三者たる専門家に証明して貰うためで、鑑定もそれと同様です。 また、例えば道路を新しく通すので私有地を買収する場合や固定資産税を課税するためにその土地を評価する時、公平を期するために第三者たる鑑定士が公平に価格を調べる必要があると言うことになっています。 将来性については分かりませんね。弁護士も会計士も最近厳しいですので資格を取っただけで安泰ではないのだけは確実です。
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