解決済み
海上自衛隊の給料についての質問です。海上自衛隊の潜水艦乗員の年収、護衛艦やイージス艦などの水上艦艇乗員の年収をそれぞれ教えてください。また大変なのはどっちですか?
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まず、陸海空の軍種に限らず、自衛官の月収は年齢や階級によって変わります。各階級における月収の略算式は次のとおりです。 幹部:年齢×1.0(0.9)=月収① 曹士:年齢×0.9(0.8)=月収② ※括弧内は東日本大震災に伴う公務員給料の一時的な削減を考慮した場合の数字です。 これに海の場合、水上艦艇や潜水艦等の乗組員は手当が加算されます。各手当の加算額は次のとおりです。 水上艦艇:月収①又は②の33% 潜水艦:月収①又は②の45.5% また、自衛官といえども、他の公務員の例に漏れずボーナスもきちんと支給されます。ボーナス年額(夏+冬の合計)の計算式は次のとおりです。 月収①又は②×4.0=ボーナス年額 以上の計算式に該当する数値を当てはめれば自ずと年収を算出することが出来ます。 では、現実によくありがちな例を挙げて計算してみます。 護衛艦乗員:3等海曹(26歳) (26(年齢)×0.9(月収換算率)×1.33(乗組手当加算額)×12(1年))+(26(年齢)×0.9(月収換算率)×4(ボーナス年額))=467万円(年収) あくまで目安ですが、当該略算式で概略の年収等を算出できるので、参考にしてみて下さい。 次に配置に応じた「大変さ」ですが、手当の加算額=「大変さ」だと思って頂ければ、ほぼ間違いありません。潜水艦乗員は絶え間ない気圧の変化で身体的負担が多く寿命を縮めると言われています。また、潜水艦を含めた艦艇乗組員は年間累計約180日間出港しているという状況も少なくなく、家族や恋人にも会えず、携帯も使えません。海空は恒常的な実任務が増加する一方、当然のことながら訓練も実施しなくてはならず、海に関して言えば年々出港日数が増加する傾向にあります。そして、当該期間中、人間関係が上手くいくいかないに限らず、閉ざされた空間で24時間勤務をしなくてはなりません。これらを考慮しての「手当」と考え頂ければ、それぞれの「大変さ」が理解出来ると思います。 最後は蛇足であり、個人的見解になります。 しかしながら、この「大変さ」も長らく勤務していると、不思議なもので、本人も家族も当然のことに感じるようになります。艦艇勤務に堪えられず降りる隊員もおり、深刻な問題になっていますが、是非艦艇勤務をしたいと希望する隊員がいるのも事実です。 以上、長文になりましたが、参考にして頂ければ幸いです。
6人が参考になると回答しました
手取りの「給料」は、それぞれ事情が異なるので、平均的にどうこう言ってもしょうがないですね。 ただ、基本給が同じ場合だと、艦艇勤務の場合に支給される乗組手当の支給率が、 ・水上艦艇は、原則33% ・潜水艦は、45.5% になっているので、年収が高いのは潜水艦の方ですね。 ちなみに、公務員の常として、お給料が高くなるのは、それだけ「仕事がきついんです」と説明できる場合ですから、いろいろな意味で潜水艦の方がきついと考えて良いでしょう。
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