戦闘機の操縦というのは、まず体力的に極限状態で行われます。またいざ戦闘となれば一瞬の判断ミスが生死に直結します。戦闘でなくとも、普段の訓練からミスはほとんど許されません。戦闘機の機動では体重の9倍の力が体に加わり、最悪意識を失ったりします。F1マシンでも6Gくらいでしょうか。もちろん意識を失えば墜落という状況につながるわけですが。それだけ体力的に過酷な状況下において、さらに敵と戦ううえでの判断力も求められます。戦闘機操縦に関しても、多岐に渡る専門知識がなければなりません。無線で使う英語、航空工学、空戦理論… つまり戦闘機パイロットに求められるのは、プロスポーツ並の体力と、大学院クラスの知識、軍人として敵と戦うという気概や適性など、様々な面での高いレベルの能力なのです。求められる資質の範囲・レベルというものが非常高いからなかなか合致する人物はいません。また厳しい環境に耐えうる強靭な精神力も必要です。 個人的に、戦闘機パイロットになれる人というのは、人間のエリートだと思います。実際に、宇宙飛行士になる人のうち、研究などで宇宙にいく学者(これも相当な体力基準が必要ですが)以外は戦闘機パイロット出身が多かったりします。宇宙飛行士になれる人がごく一握りであるように、戦闘機パイロットになるためのうち、資質を持ち合わせている人が少なく、さらに厳しい試験などをクリアできるとなるとやはり少なくなってしまうわけです。
取扱う機体が100億以上、パイロットの育成費も億単位の予算が必要で、性能を引き出すには体力適性も関わります そして比較的多い志願者に対し戦闘機の数は日本全国で400機以下。狭き門となるのは当然ですね。一万機とかいればかなり緩和されるでしょうけど。
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