解決済み
少年院の刑務官と法務教官少年院の刑務官と法務教官の仕事の違いって何ですか? また、刑務官は少年院・刑務所等、配属を希望する事は可能なのでしょうか?
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基本的に、 刑務所・拘置所などの刑事施設で働く人→刑務官 少年院などの少年施設で働く人→法務教官 です。 少年院に刑務官はいないのではないか、と思われますが? すごく乱暴な分類ですが、 刑務官のメインの仕事は、受刑者の戒護。 法務教官のメインの仕事は、少年の教育。 それは、刑務所と少年院の、目的が違うからです。 刑務所の目的は、罰を与えること。 少年院の目的は、教育すること。 少年院で働く法務教官は、拝命(採用されること)してすぐ 担任を持ちます。 2~3人の少年を受け持ち、少人数グループで、 改善教育や、教科教育を行います。 少年院では、懲役のような作業はありません。 作業のようなこともしますが、それは、懲役のように罰として行うのではなく、 将来の生活設計のための、教育なのです。 小学校の先生のように、すべての分野の先生にならなければならない、 というところでしょうか。 義務教育を受けていない少年もたくさんいますので、 中学校程度の勉強は教えなければなりません。 まぁ、進学校という訳でもないし、それほど勉強熱心な少年もいないので あまり難しいことは必要ありませんけど。 でも、体育とかも一緒にやらなければならないので 体力的に大変ですよ。若いうちはいいでしょうけど 40、50になっても、一緒にグランド走ったりしますから。 水泳なんかも一緒にやるので、少年の前で水着姿にならなければなりません^^; 刑務所で働く刑務官は、拝命したらまず、夜勤班に組み込まれます。 夜勤は、いわゆる一番下っ端の刑務官のする仕事で 言ってしまえば、ただの見張り役です。 日勤勤務中は、運動立会や入浴立会、または、面会や診察の連行など 本当に、「見張り」がメインの仕事になります。 刑務所においても、再犯防止教育など、様々な教育活動が行われますが それらの教育に携わるのは、『教育部門』という部署に配属された刑務官です。 ベテランになってくると、工場や舎房の担当を持たされ、 ある程度裁量的に、受刑者に働きかけをするようになります。 教育を行えるか、行えないか、 積極的に働きかけが出来るか、出来ないか、 法務教官と刑務官の大きな違いは、そこでしょうね。 一般的に、法務教官の方が、やりがいとしてはある仕事と思われているようです。 採用されたらすぐ「先生」ですから。 (いちおう、刑務官も「先生」と呼ばれますが) また、刑務所と少年施設は、人事交流もさかんです。 刑務官として採用されても、少年施設に異動する者は、たくさんいます。 その逆も、です。 しかし、あくまで「人事交流」ですので、 2~3年で、刑務官は刑務所へ、法務教官は少年院へ 戻るのが普通ですね。 まれに、いわゆる「片道出向」といって、そのまま戻って来ない場合もありますが・・・ ほんとに、まれです。
なるほど:12
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