貿易実務を勉強しています。ご教示お願いいたします。検量人は、重量容積証明書を作成しますよね。検数人は、品質検査証明書を作…

Question

貿易実務を勉強しています。ご教示お願いいたします。検量人は、重量容積証明書を作成しますよね。検数人は、品質検査証明書を作成するのですか？品質検査証明書を誰が作成するのかわからなくて困っています。

Answer 1

品質検査証明書は、品質検査をする機関が発行します。
この品質検査は貨物の種類や目的によって様々なので、具体的にどことは言いづらいのですが。。。
例えば、食品を輸入するとき等は成分分析を含めた検査を行いますし、繊維製品なら「日本紡織検査協会」という機関もあります。
いずれにしても、貨物の数量や重さ・容積ではなく、貨物自体についての検査を行い、第三者として証明書を発行しています。

また「検数人」ですが、船積みや荷下ろしの際に、貨物の状態を確認するのが仕事です。検数の大きな目的は、船荷証券に記載の貨物について、瑕疵がないかどうかを確認することです。
貨物に瑕疵があるにも関わらず、これに気付かずに輸出地で荷主から貨物を預かった船会社や、逆に輸入地で船会社から引渡しを受けた輸入者は、正当に損害賠償請求することができません。
そこで、荷主でも船会社でもない、第三者の立場から貨物をチェックし、状態を書類に記載しておくのが仕事です。
そのために検数人が作成するのは「検数表＝Tally Sheet」です。この検数表に基づいて、Mate's Receipt等が作成されます。