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ワークライフバランス

更新日:2022年11月28日

ワークライフバランスとは

ワークライフバランス(work-life balance)とは「仕事と生活の調和」を意味し、やりがいのある仕事と充実した私生活を両立させる取り組みです。頭文字を取って「WLB」と呼ばれることもあります。 日本では従来、長時間労働やサービス残業が横行し、過労死に至るケースも少なくありませんでした。そうした状況や、少子高齢化による労働人口減少を食い止めるために、ワークライフバランスの導入が進められています。 ワークライフバランスを進める具体的な施策として、フレックスタイム制度、時短勤務、テレワークなどがあります。

ワークライフバランスの現状

ワークライフバランスの重要性は認識されているものの、現状は思うように進んでいません。2019年度の内閣府の調査(ワーク・ライフ・バランスに関する希望と実際のギャップ)では、仕事よりも家庭を優先したいと希望する正社員は男女ともに4割弱で、仕事を優先したいと希望した回答は1割前後でした。しかし、実際には仕事を優先していると回答した正社員は、男女ともに5割前後を占めるという結果になりました。このことからも、理想と現実にギャップがあり、仕事を優先せざるを得ない状況が根強いといえるでしょう。

ワークライフバランスの課題

ワークライフバランスの実施状況には、企業規模による格差が見られます。内閣府の調査によると、ワークライフバランスに関する方針があり推進組織も設置している企業の割合は、正社員数1001人以上の企業では46.3%であるのに対し、正社員数101人~300人以下の企業では半数以下の16.0%に留とどまっています。 その他、ワークライフバランスの考え方が容易に根付かない理由として、労働時間が多いほうがよい、残業や個人の犠牲が美徳、といった日本独特の文化の存在が挙げられます。 そうした文化が残るなかで施策を導入しても、形だけで終わる可能性が高いでしょう。まずは、トップダウンによる意識改革が必要です。 そもそも、残業を前提としている業務量では、ワークライフバランスを保つのは困難です。ワークライフバランスを推進すると必然的に労働時間は減るため、その分をいかにカバーするかが求められています。

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