デベロッパーとは、オフィスやショッピングセンター、家の建築、地域開発などで、用地取得から開発、営業、管理運営などすべての業務を担当する業者のことです。開発に関わる図面を作成する設計会社や、現場で建設を行なう建設会社と情報を共有して、共同で開発を進めます。 デベロッパーには、総合施設や土地開発などさまざまな不動産で街づくりをする総合デベロッパーと、マンションや一戸建てなど特定の不動産を扱う専門デベロッパーがあります。 また、IT分野では主にソフトウェアなどを開発する技術者や事業者を指します。
コロナ禍でリモートワークが進んだことによるオフィス需要の減少や、働き方の多様化によるシェアオフィスの増加など、現在オフィスに対するニーズが変化しています。そのため、デベロッパーも今後の需要動向を注視しています。 また、日本は少子高齢化や人口減少が進行し、新たな住宅需要が見込みにくい状況です。それに対し、海外には人口増加や経済成長が進んでいる国もあるため、デベロッパーは需要が見込める世界各国への進出を増加させることが考えられます。 多くのアジアの都市では、住宅の開発は進んでいるものの、大規模な街づくりはこれからです。アジアの都市は日本と生活スタイルも近いため、日本のデベロッパーによる商業施設などの事業展開が今後も加速するでしょう。
不動産業界は、景気や時代変化の影響を受けやすい業種です。近年でも、首都圏では新駅の開業をはじめ2020年に大規模な再開発が行なわれましたが、今後は少子高齢化の影響で世帯数や人口が減少し、住宅市場の縮小が予想されます。 コロナ禍によるオフィス需要の変化もあり、賃貸収入の減少や不動産価格の下落が起こる可能性もありえます。日本市場の縮小変化に対応するため、企業は新しいビジネスモデルを打ち立てる必要があるでしょう。