総務＆経理について質問があります。 小さな会社（建設業）で事務をしています。従業員Aが一人親方になるそうです。

Question

総務＆経理について質問があります。
小さな会社（建設業）で事務をしています。従業員Aが一人親方になるそうです。一人親方になる理由は、若いころに国民年金の納付をしていなくてこのまま払っていても将来は年金を貰えないと言うことだそうです。
詳しくは分かりませんが、一人親方が入れる保険がありそれだと年金にかわる支給や労災のような待遇が受けれるそうです。

１．一人親方になる＝会社を退職して独立したということになり、
今までと同じように出勤しても「お給料」としてでなく取引先の会社に振り込むようにAに請求書を毎月貰い支払うという形になりますか？

２．Aがアパートを借りるのに、保証会社を利用しても審査が通らないので会社名義で借りました。給与明細上は半分会社が負担し、半分は彼が支払っていることになってます。
万が一、彼が一人親方になった場合はアパートは社宅として経費で落とせなくなりますよね？＝退職後は経費で落とせないので、Aからの請求書からアパート代を全額引くしかないですよね？
普通であれば、名義変更でしょうか？→審査が通らないのでできませんよね…？あなたの会社であればどう処理をしますか？

３．職人さんでもないし、何かを修理することが出来ない人でも一人親方になれるのですか？
一応事業主と言うことで、一人親方になるにはなんらかの手続きなどをするのですよね…誰でも簡単に独立できる（一人親方になれる）のですか？

アドバイスお願いいたします！

補足

わかりやすい説明有難うございます。
会社側にとって不利益になりそうですね…実際、自分で買えないので通勤や仕事に使用する原付を会社名義で購入し、与えています。
自分で確定申告の書類はかけないだろうし、住民税滞納の危険もありです。現時点で会社が細かい指示を出してもダメです。
もしもその人がきちんと税金を納めないと仕事を与えているこちら側にも税務署の調査が入ったりとか面倒な事にもなりますよね？

Answer 1

１．一人親方でも仕事の依頼の仕方によっては雇用扱いされます。
日雇いの性格が強いのなら雇用とみなされる場合があります。
請負でやらせるなら請負契約を締結して、契約書に則った支払い方法で報酬を支払います。

２．会社の考え方次第です。
会社の名義のままにしておいて、家賃全額をA氏から貰い受けるのが一番手っ取り早いと思います。
支払い報酬から引くかどうかはA氏との話し合いになります、勝手に引くことは出来ません、報酬とは受けた仕事に対するものですので基本的には賃金と同じように契約額の全額を支払うものです。

３．個人事業主は誰でもなれます。
腕や知識が伴うかどうかは別。
ただ、質問者様の勤め先で仕事がもらえなくなったら、他ではやっていけなくなると思います。

また、労働者性（雇用しているのと同じとみなされる）が強い場合、不利益をこうむるのは会社です。
いくら一人親方だと言っても、会社が作業に対して細かな指示を出したり、勤務時間について束縛している場合、
雇用とみなされることがあり（労働者性がある）、労基法違反に問われる可能性があります。

補足について

＞もしもその人がきちんと税金を納めないと仕事を与えているこちら側にも税務署の調査が入ったりとか面倒な事にもなりますよね？
なりません。
確定申告をしなければ、納税義務者の方にペナルティが発生するだけです。
手渡しでなく、銀行振り込みであれば、税務署は職権により口座内容の開示を金融機関に求めます、これは警察の協力のお願とは違いますので確実に開示されます。

＞自分で買えないので通勤や仕事に使用する原付を会社名義で購入し、与えています。
これは単に、会社で購入した車両を無償で貸し与えているだけです。
ちなみに任意保険に加入していないなら加入していた方がいいです。
会社名義の車両を貸し与えているのであれば、確実に使用者責任が発生しますので、下手に人身事故を起こされたら大変です。

会社の不利益に関しては、先にも書きましたが、請負や業務委託として契約をしても、労働者性が著しい場合には雇用契約とみなされ、労働者として法的に保護されてしまう事です。
その場合、一人親方の能力が著しく欠如している為に、夜遅くまで仕事した場合でも超過勤務になり、請負金額を精査し、残業代に満たない場合は満たない部分の支払いが発生します、またこれだけではなく、最低賃金に満たなければその差分の支払いも発生します。

年金に変わる支給というのは個人年金だと思いますが、個人年金の場合、若いうちから加入しているなら掛金が抑えられますが、年金を支払い続けても受給要件の期間に満たないような年齢であれば、かなり高い掛け金になると思います。

一人親方の労災や年金に関してはこちらご参考に
http://www.yoi-kensetsu.com/jinzai/pdf/ho_kani.pdf