解決済み
研究開発職 仕事イメージ研究開発の仕事しているイメージが研究室に閉じこもって仕事するイメージがあるのですが、この職に勤めている方リアルな意見お願いします。
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意外かもしれませんが、研究は人とのコミニュケーションに費やす時間がかなり多い仕事です。まあ、ひとそれぞれでしょうが。 ちなみに、行政機関の実務に使ってもらえる手法の開発、法則の発見を目指して研究するタイプの理工学系研究職で、部下はいません。フィールドワークと実験・工作は滅多にやらず、数値解析・理論屋です。 仕事の実態は以下のようなものです。 平均すると毎月10日近くは、研究所内外で何らかの会議があります。所内の会議よりは、日帰りや泊まりがけの出張が多く、それらの日は、役所に出向いて研究成果の売り込みと研究ニーズのヒアリング、他の研究者との共同プロジェクトの打合せ、研究集会(シンポジウムとか学会)での発表や聴講、などの仕事をしています。人に話す、人の話を聞く、議論するという仕事が結構多いのです。 例えば、今週予定の会議は、5月の研究発表会の一部分の進行を他研究所の人と共同で担当しているので、その準備についての打ち合わせ、などです。 実は、私が研究室にいるときは、あまり自分の研究はしていません! 研究室内では、事務仕事とか、論文執筆以外の文章を読み書きする仕事をやっている時間が多いです。 例えば、明日研究所でやることは、他研究所の依頼で国際研修の講師をしたがそのテストの答案を採点、パートさんの契約更新の手続き、今年度の研究助成金の残額計算と消耗品の在庫調べ・発注、イギリスの出版社から頼まれた外国人の論文の査読(=論文を出版に値するか否かなど、内容を審査すること)、知り合いの研究者から来た質問・相談への回答、借用していた観測データ一式の返却とお礼、など。雑用ばかりで一日が終わります。 じゃあ、いつ研究やっているのかって? 私の場合は、(小人たちと靴職人じゃないけど)計算は計算機に、研究の準備はパートさんに、それぞれ私の留守中に進めておいてもらいます。それらの結果は、私が研究所に行った時にまとめて受け取って、自宅、移動中、出張先のホテルとかで、じっくりと考えをまとめて、次の手順を考えています。計算プログラムをどう修正しようか、パートさんに何を指示しようか、誰に意見を求めれば研究に有益だろうか、などです。次に、研究室に行ったときは、計算機とパートさんに指示を出し、意見をもらいたい研究者にメールでアポを取る、そうやって、研究を進めていきます。 ちなみに、論文や報告書は、研究所の図書館や、自宅、出張先のホテルに閉じこもって読んだり書いたりすることが多いです。 繰り返しますが、以上は私の話であって、実際は、人それぞれだと思いますよ。
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