舞台の裏方には様々な仕事がありますが、ここでは音響と照明に絞って回答します。 ○○市民会館など地方自治体が所有しているホールの音響設備や照明設備の管理運営は、市の職員などではなく、専門の業者が専属で行っています。インターネットを使える環境がありましたら「音響 照明 管理運営」で検索してみてください。そのような業者のホームページがたくさん出て来て、それぞれどこの施設を担当しているのか、載っています。 このような会社は、自治体の施設に派遣するほか、コンサートや演劇・ミュージカルなどのプロジェクトに参加して一連の公演の仕事を引き受けることもあります。 このような大きな業者とは別に、音響専門、照明専門の業者も多数存在します。 ホールには専属の業者(小屋付き)がいますが、特に複雑なオペレーションを要する公演では、公演主催者が独自に(一緒に仕事をした実績のある)業者に依頼するのが一般的です。 このよう業者も「舞台音響」「舞台照明」などのキーワードで検索すれば、たくさん出て来ます。 このような業者に就職するのがひとつの方法です。 このほかにも、小規模個人経営でで音響や照明をやっている人は多数います。 自分で機材を揃え、依頼者となる会社や団体とのコネクションを持っていれば、仕事をすることが可能です。 このような人達も、数年間はどこかの会社で修行を積んだ経験を持っていることが一般的ですので、最初は就職するのが近道だとは思いますが、中には最初からフリーでやっている人もいます。 専門学校は関係あると言えばありますが、関係ないと言えばないです。 専門学校を出ていても質の低いスタッフもいれば、専門学校を出ていなくても一流の仕事をしている人がいるのがこの業界。 「専門学校に行けば就職できるだろう」程度の甘い考えでは卒業しても何も身につかないでしょうし、普段街を歩いているときから電球の違い(色温度)に興味を持ったり、場所によって音の聞こえ方が変わることに興味を持ったりするくらい、その分野に貪欲な興味を持っているような人であれば、専門学校卒業程度の知識は自然と習得できるものです。 現場経験は、大学生のうちに舞台の裏方のアルバイトをやりながら積む方法もあります。下手な専門学校で勉強するよりも、本物の現場で仕事をした方が実践的な技術が身に付きます。 ただ、高卒で未経験というのでは難しいかも知れません。 未経験者を安く雇って育てるという会社も探せばあるかも知れませんが、このご時勢、即戦力になる人が欲しいというのが会社側の本音ですので、簡単には見つからないでしょう。 個人経営でやっている人が公演単発で人材を探していることがあり、人手が足りないときは未経験者でも雇うことがありますが、そういうアルバイトをやっても生活していくのは無理です。
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