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簿記2級 ダウンストリームの貸倒引当金調整について質問です。 前期以前からあった貸倒引当金については、開始仕訳の…

簿記2級 ダウンストリームの貸倒引当金調整について質問です。 前期以前からあった貸倒引当金については、開始仕訳のときに費用項目(貸倒引当金繰入)を利益剰余金に書き換えるようです。で、当期にあった売掛金と買掛金があった場合、相殺消去するとあり、そうすると貸倒引当金、貸倒引当金繰入も消去すると思っています。 であれば、そもそも論として、開始仕訳の段階で、貸倒引当金に前期以前からあったように、といった状況は起こりえないのではないか、と思ってしまいました。 例外的なことで起こりえることがあるということでしょうか?簿記1級の試験範囲ということなのでしょうか。

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回答(1件)

  • > そもそも論として、開始仕訳の段階で、貸倒引当金に前期以前からあったように、といった状況は起こりえないのではないか、と思ってしまいました。 親会社の個別財務諸表には、子会社に対する売掛金の貸倒引当金(DS取引)、 子会社の個別財務諸表には、親会社に対する売掛金の貸倒引当金(US取引) が計上されています。ご質問のようにDS取引がある場合、会計処理の順番を追うと、 1. 期中、親会社が子会社に対し売掛金を計上する/子会社が親会社に対し買掛金を計上する 2. 決算を迎えたので親会社が子会社(を含む全ての得意先)に対し貸倒引当金を設定する 3. 親会社・子会社の個別帳簿を各々締め切る 4. 連結修正仕訳を行う 4-1. 内部取引(1.の売掛金と買掛金)の相殺消去をする 4-2. 2.の貸倒引当金のうち、子会社に対する分を修正する となります。 1つの会社であれば内部取引に伴う売掛金は生じないのでおっしゃる通りですが、親会社・子会社の場合、「取引先が子会社だから/親会社だから貸倒引当金を計上しない」といった会計処理はできません。個別財務諸表では貸倒引当金が生じているので、連結財務諸表で生じていないようにするために修正が必要になります。

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